A LOST AND FOUND

色々なものを失くしてきたような気がします。

内田先生のお話が、あまりにも紋切り調で、ゴーストさんでもいるのかしらと思ってしまう件。

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朝日新聞のロングインタビュー (内田樹の研究室)

朝日新聞の東北版にロングインタビューが掲載されたようです。いつもながらの、最近の内田先生の論調です。

大好きだった方なので、今でも内田先生の論に対して、私ごときが何を言うという意識が強いのですが、

自分のような中途半端な人間が、大変多い。多いはずだ。ということを前提にして、ろくでもない考えですが、数の多さを頼りにして、あえて言ってみようかと思うんですが

特に、安倍首相の「強力な対米従属意識」は、「従属的な対米政策は」と、もう、さまざまに語られるキーワードなんですが、

私自身も、東京都知事の件では、「何にも決められない小池都知事」などと、様々なシチュエーションで、ものすごくストレスをため込んでいるんですが、

 

あえて言うと、決定的なのは、

支持率がどちらも高い。

こちらがみていても、もう、まったくと言っていいほど、馬脚を現したり、もう、無残と言っていいほど愚かな行動をとったり、もしくは、不作為になにもしていない。

もう、明々白々なのに、いや、おかしいだろうというくらい、世間の支持はびくともしない。

 

こちらは一般市民だから、いや、何を言っても、そりゃそうだよね。フォロワーさんもいないし、そもそも、そういう出で立ちの人間でもないから、この人!と思う方の記事なり、文章に「いいね!」をするくらいが関の山なんだけど。

こちらは内田先生ですから。

しかも、朝日新聞やら毎日新聞から全面的にバックアップをうけ、1面にわたって、論を講じることができる、いや、オピニオンリーダーなる方でもあるわけですから、

自分だったら、とてもじゃないけど、我慢がなりません。というより、なんだ!これはという気になるに決まっています(と思うのが私のような凡人なんだろうけど)

 

「アメリカに対して主権的にふるまうことができない政府が、憲法上の主権者である国民に対して抑圧的にふるまい、国民主権を否定することによって、日本が主権国家でないことのフラストレーションを解消しようとしているのだと僕は解釈しています。会社で上司にどなりつけられて、作り笑いしているサラリーマンが家に帰って妻や子を殴って自尊心を奪還しようとするのと同じ心理機制です。」

 

もう、なんか、この文章なんか、あの内田先生が素面で言っているとはとても思えません。ゴーストさんでも雇っているんでしょうか?

 

「隣人を密告するマインド」の養成を政府はすすめる。

とか言っているんですが、このハイテクな世の中で、そんな隣人同士を敵対してしまうかのようなローテクの養成なんか、万が一こちらにその「ダークな感情が」向かってきたらと思うと、とてもそんなことしようと思わない!

そんなこと、この世界で、今も、破滅的なことがそれをベースにして起こっているってことを知りながら、なんでこんなことを言うんでしょうか?

私にとっては、右翼とか政府とか、そういう連中よりも、こういう密告なりに馴染んでいるのは、むしろ、共産党さんとか左翼と呼ばれる方々。こっちだろお!とすら思っているんですが。だって、怖いもん。その人達。

 

共謀罪に関しても、必ず「いつか来た道」とか言ってしまう感性。

 

国民資源の一極化をテーマに、居住不能地域を拡大して、地方の声を反映させないということを、また、「安倍総理」を中心にして、そういう方向に!と、まるで、地域の地方自治の首長がおばかさんのように言ってしまうカウのような、

この全方位に、なんのためらいもなく喧嘩をうってしまうかのような、脇の甘い感じの話。

 

ゴーストさんでもいるんでしょうか?

嫉妬って、これほど人間を壊してしまうものなんでしょうか?ごめんなさい、本当にいい加減なことを言ってしまって。

 

 

トレーニングバトル。毎日5体をジムに立てる。これが日々の目標です。ハピネスまじ嫌。

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毎日、ポケコインを貯めるために、ジム戦やトレーニングバトルをやっているミスティックチームの者です。

はい、そう思っているんですが、すでに、毎日5個、ジムにポケモンを立てることが目的化している、単なる中毒者です。特に相方がです。なぜなんだ。

最近は、チームバトルの得点の加点に変更があったようで、ジムの「高層化」がはなはだしく、ええ、それはそれで、高層ジムの住人でいる限り「楽」できるっちゃ、できるんで良いのですが、

青チーム、多くね?

ということで、現在「我々」は、いかに他チームのジムを撃破するかではなく、「高層化」しそうな同じチームのジムを狙って、そこに数日ポケモンを立てる。これに心血を注いでおります。トレーニングバトルイズベストです。

 

トレーニングバトル。最近まで、どういう仕組みで加点されるのか、本当によくわかりませんでした。

わかったこと

①こちらのチームは6体選択できますが、防御側のCPによって、加点の内容が変わってきますが、いつもやっていて、「なんで加点が200点なんだ?」とか「100点しかもらえなかった」とか、どうも思い通りにいかなくて悩んでいました。

選んだ6体の一番高いCPのポケモンが「基準ポケモン」になる

早く言ってくださいよ。本当に。

②5階、いやレベル5か、そこまでがねらい目でやっています。というのは、こちらは常に2人でやっているので、2体立てることが必須なんですよ。大変なんですよ。

もう、ハピネスが3体乗っていると、もう、時間がかかってかかって、しかも、低いCPで立てられた暁には、こっちは1体500点目指してますから、低いCP選択せざるを得ないじゃないですか。低いCPの奴って、やっぱりそれなりなんで、HP削れなくって、「タイムオーバー」とかさ、そうしているうちに他で立てたポケモンが瞬殺されてしまう事態になってしまうんです。

バンギラスはペラペラです

もう、こいつのおかげで、3200CPのカイリュウですら、10階建てジムの最下層の住人で、なんか、いつも削られてしまいます。止めてください。というか、早く育てたいです。

③ぽちっと押すタイミングは朝になりました。

ついに相方は、独自のルールを築き上げ、夜、夜中に、ジム争奪戦が穏やかに、静かになったあたりに、すでに高層化してそうなジム目がけてトレーニングバトルを、それはゆっくりとやる。そして7体とか立てておく。

ポケコイン獲得の「ボタン」は、そうです、朝の出勤時に押す

そうして、帰宅してから、ぐるりと見渡して「今がその時か」「そうでなかったら食事をしてからゆっくりと散策に」か、そういう行動パターンになります。そしてゆっくりと考えながら立てます。なんでか、今日は朝6時に目を覚まして、慌てて立てにいきました。なんなんでしょうか。1体足りなかったそうです。この情熱はなんなんでしょうか?

 

しっかりとしたサイトでは、表を作ったりとか、色を変えたりしてビジュアル的に見やすいものをつくられるんでしょうが、ここは違います、ダラダラと書きます。

 

私は、CP2400のナッシーが主力です。全部ソーラービームです。もうこれしかありません。確かに未来予知とか、使いたいなーというのはありますけど、覚えてくれません。当たり前ですが。CP2700のギャラドスですが、ドロポン一択です。「げきりん」は思ったより使えませんでした。CP3000のサイドンですが、ストーンエッジは最高です。カイリュウバンちゃん、カビーにどれも有効です。

CP2300サンダースが最高です

ええ、育てあげてはいけません。とにかくトレーニングバトルが主流ですから、CP2300程度。いや、もっと低くてもいいくらいです。「かみなりサンダース」は絶対神です。いや、避ける避ける。ゲージ技、本当に避けてくれます。避けながらタップ技当てますので、本当に使いかって良すぎです。CP2000後半のカイリュウ、ギャラ、カビー3体を一気に殲滅してくださいました。凄かった。

 

ハピナスは嫌がらせで「立てる専門」です

これは、本当に時間稼ぎにもってこいですが、敵にいると、本当に嫌で嫌で堪りません。ただ、「はかいこうせん」は、案外避けられるので、安心ですが、マジカルシャインは最悪です。サイコキネシスより辛いです。いつ撃ってくるのかよくわからないし、何度も来ますので。

カビゴンはのしかかりの技が一番辛いです。サイドンとかゴローニャはなんとか踏ん張るんですが、ナッシーはもう2度ほどで、潰されます。最悪です。

 

低いCPのオーダイルドロポンとか、ラプラスとか、HPお化けと言われているプクリンはかいこうせんは、本当に、使わせていただいております。

 

低いCPをやり込めるランタンは最高

最近は、ランタン、これ、水なのに電気。最高です。ほれぼれしてます。

 

本日も、頑張ります。ええ、カテーテル手術してまだ1か月ちょっとなんですが、なんか、手術した気がしません。眠いです。

 

 

物流は倉庫の最先端ではなくて、本当にドライバーさん命。色んな意味でアマゾン独自配送興味津々です。

diamond.jp

本当に、興味津々でございます。

ビジネスとしてのフレームなり考え方として、物凄く理解はできるんですが、このご時世、物流に携わる方々なり、この世界にご興味をもたせるなり、要は人をどれだけ集められるかという作業を解消する方法があるのか無いのか。それを抜きにしてヨーカドーなりヤマトを出し抜いて、アマゾンが抜け出るという話。

大変興味があります。

アマゾンの手法は、どちらかというと、佐川系の手法で、これ、相当広範囲でドライバーさん動かなければならないんで、結構大変で、勝手ながら人集まるのかと心配です。

はい、行く末、非常に興味あります。

ええ、西濃さん、今度こそ、頑張ってほしいものです。ドライバーさんの質がはなはだ芳しくないので、リテイルの作業をどうこなされるのか、興味がありますね。セブンイレブンさん。頑張ってください。

 

この世の中の情報の「流通」が、ネットなどの手段により、少しづつでもよりバイアスがかかりにくい、事実を入手できる環境ができつつありますが、一方でリテラシーをどのように身に着けるかも同時に必要な作業です。

というのは、この世の中の大多数のメジャーと呼ばれる「報道」においては、どうも、進んで「デフレ」を賛美するような傾向が多く、値段が上がる、すなわち、これは必要に迫られる、とか、経済合理性に基づくものであっても、「誰かが儲けている」すなわちけしからん事態だという、そういう否定的な印象で、一挙両断する傾向が極めて高い。

そうなると、はるか昔から郵政合理化などにみられるように、配送関係は「儲からん!」、今のままでは。

そういう話がいくつも展開されていて、それなりにシステムをハイテクで、どのように合理化できるのか、もう、「求道者」のように追い求めては、コストを下げていく日々の連続で、幹部がのうのうといい暮らしをしているなど、いつの時代だ!という話で、どこの物流も、一瞬でも気を抜いたら、「もう止めようか、こんな仕事」というたぐいの話になりかねない。

そういう話の展開には、どうにもならん。今やっていることを何かの理由にしてかえることは、変えようとしている側に問題があるか、怠けているか、もっと、腹黒い別の理由があるはずだ!

もう、この国は大概そういう話が大好きで、いつもそんな感じ。いい加減にしたらいいよ。

 

昔であれ、あの「重たいもの」は佐川。「軽いもの」はヤマト。なんて軽口叩かれる棲み分けはあったものの、1年で家の「頭金」は軽く稼げると言わしめた佐川は、労働環境やら労基からさんざん社会的に叩かれ、普通の給与に転落してしまったのは笑えた。

 

また道路法の問題で、物流会社の車であろうと、駐禁がとられるという事態に、「気合で乗り切るしかない」という佐川に比べ、拠点を増やし、自転車と荷車で対応したヤマトなど、涙ぐましい対応があった。

 

佐川は「相当」の体力と体の強さが無いと、本当に務まらない。物流を軽く見てはいけない。一方で、ヤマトのロジスティックセンターにおける、非常に細かい労務管理から、荷物のまた細かい仕訳。何人の人間を雇いまくってんだという世界。

表で配送している人間の数のその倍は倉庫にて、物流の仕訳と手配をしているんじゃないかという世界は、ほんと、報道では全く触れられていない。

 

確かに個人向けの値段があがるとか、色々といわれているが、法人向けなり法人が安い理由は、BtoBが多いこと。

一番手がかかり、面倒で、しかもいちいちうるさいのは実は「個人」。

法人はまず、必ず届けられるという安心感があるが、個人は、その個人がたとえ指定したとしても、届ける時に本当にいるとは限らない。そのくせ、指定時間がアバウトすぎるとか、思ったよりも早く来たけど、それはあり得ないだろうとか、もっともっと細かく指定できるようにしてくれとか、そういう無理難題をふっかけて、対応している時間に3個は届けられるはという貴重な時間をクレーム入れる。

 

個人向けの値段があがるのは、物流としてはもっともなことだと思う。

 

とかね、色んな要素があって、色々とコストがかかるようになってきたという話も、当然のように話されていかないと、必ず企業は、コストを下げる努力をして、サービスをより安く、そして質を高めてとか、「鬼畜」な話ばかりで、

そうすると、労働集約型の作業が、いつまでたっても低い賃金にはりついたままで、結局、全ての労働者にブーメランのようにもどってくるって話、そろそろ冷静に考えたほうがいいと思う。

金融みたいに、難しくてわからないとか、そっち系の世界は、いや、ダイレクトに生き死にはあるかもしれないけど、そっちの世界から永遠に差をつけられたまま、なんか、埋められない怨念を抱えることになるよ。

高度狭心症、退院しました。④

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3日後に手術ということになりました。

本当に、こんなに早く片が付くのか、というくらい、あの冠動脈の血管閉塞。検査をしてから手術の予定を組むまで、1か月先とかそういう話も聞いたりしたものですが、検査、手術と、早ければ1週間で退院できる。

今の医療は、本当に凄いと言わざるを得ない。

手術では、検査と同じように、左腕の動脈を利用してカテーテルを挿入。この際に麻酔は左腕の手首あたりに1回。これだけ。

手術前には、左腕に「ざばざば」消毒液をかけまくって、これが冬場なんで寒い。さらに、X線で状態を確認するので、最小の部位のみを「さらす」感じなので、他の部位。つまり体全体には、X線を遮断するカバーをかけられる。「風呂の折り畳みのふた」みたいな感じのものを、パタパタパタとかけていく感じ。

 

カテーテルを挿入してから、いや、本当に早い。すぐに心臓の部位まで到着して、「かかり具合」とか位置とかを、裏でモニターを見ている他の医師と確認。

ステントの大きさと長さを確認して、看護師がステントを持ってくるんだけれど、もう、なんだろう、この辺はものすごく施工現場な感じ。色々と想像できる「神々しい手術の現場」やら緊張感は、無い。いや、肯定的に言ってるんだけど。

 

この辺の状況は、手術あとに家族を交えて、説明を別部屋で行うんだけど、見事に「開通」しましたね。最初、ステントが全開にならず、ちょっと苦労された感じはあるけど、すぐに調整して、いや、お見事です。

 

手術が終わると、まさに、「撤収」状態。もう、私関連で触れたりしたものは、ぐるぐる!っとまるめてでかいダンボールに、または医療廃棄物のタンクに入れられてで、いや、こういう消耗品だけでも、相当数の量。というかお金のかけよう。驚きました。

 

そういえば、病室において採血するにも、相当数の消耗品が出たりして、ここまでしっかりとやっても、院内感染するんだろうなと思うと、シビアなことです。

また入院していて驚いたのは、「可動式レントゲン」。ロボットみたいに大型の撮影機を、看護師さんがごろごろ転がしてきたときには、いや、ここで撮るの?と驚きましたが、すごいな。

 

いざ、退院という段になるわけですが、いきなり運ばれて、入院、検査、手術。そういう流れで、肝心のお金のことを全くと言っていいくらい失念していました。

手術終了後、社会保険なので、協会けんぽに電話をして(今どきの院内は、携帯電話はかけ放題です)「限度額適用認定書」の発行をお願いして、これがマッハで到着。これがなかったら、いいですか、この医療費は、請求書を見る限り110万円です。

それが9万5千円くらいになります。

日本、苦しくなるわけだ。

 

正直、いざ自分がそういう立場になると、この国のシステムの凄さに驚いてしまいます。こんな高度な医療が、この金額で受けられる!えらいことです。

まぁ、言っても致し方無いのですが、高齢者が本当に多い。うまく言えないのですが、全くご縁が無く、健康に生きていかれる方も多くいらっしゃると思いますが、ある年齢になると、こういう大病のリスクは間違いなく高くなります。

特に年齢が高くなって、身寄りもそう当てにできなくなる、そういうタイミングの際、この国の医療のけた外れの充実度は、もう、それだけでも相当の安心感あるバックアップに他なりません。

 

私の入った「大部屋」には、90歳近い高齢者が同室されていましたが、毎日のように息子やら娘など、家族が見舞いにきては帰っていきましたが、もう、病院があってよかった!感が一杯でした。

生かされる高齢者。こういう問題は同居する家族にも、支える同居者たちにも、解決のしようもない、他人が言っても致し方のない大きな問題があろうかと思います。

ただし、医療費が安くてすむ。一方で、医師、医療機関には、モチベーションを高める報酬、さらには機材などの進歩を含めたイノベーションが絶えず進む。一歩間違えれば、社会保障、丸ごと崩壊みたいなギリギリの状況ではあるんでしょうが。

 

今回は、いや、生かされました。金銭的にも、本当に助かりました。これから一生かけて薬を飲み続ける人生になりましたが、1か月5000円程度なんで、助かりました。

退院して、数日後に、尿路結石でものすごく回復が遅れましたが、今回は10日間もかかって、おまけに腎盂炎にまで発展しそうになって、本当に別の意味で「死にかかりました」。

さらに、10日間、寝たきりやったら、歩くだけで足が筋肉痛になりました!びっくりしましたが、回復するのに2週間、平気でかかります。本当です。信じられませんでした。宇宙飛行士が、1か月、リハビリするのは、いや、当たり前です。人間の体って、本当は、軟です!

ありがとうございました。

高度狭心症。造影剤検査。手術決定。③

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翌日の午前中に、造影剤を投入しての「検査」となりました。

この時点で、相当な時間をかけて説明を医師から受けております。考えられる症状から、模型を使っての説明。さらには、起こりうる「リスク」に関しての説明。

正直、ここまで患者に時間をかけ、説明を尽くすという最近の医療。確かに医療過誤やらなんやらで、訴訟だとか「事件化」したことが、その背景にあったんだろうけど、個人的には結構「過剰感」を感じたことは否めない。ここまで尽くすんだと。

 

心筋梗塞は文字通り、血管が詰まって、その先の組織が全滅することで、その一歩前、血管が「プラーク」でつまりかかって、流れが悪くなる。この場合を心臓でいえば狭心症ということになるんだそうだ。

その狭窄した箇所が複数あったとしても、カテーテルを入れて、バルーンで膨らませ、ステントで補強すれば、今の医療ではこともない作業らしく。そのステントに至っては、すでに第三世代に突入し、肉体が「異物」としてなかなか困らない程度の代物になっているそうだ。

ただし、ステントを入れたが最後、生涯、ステントにプラークが付着しないように、血液がさらさらになる「薬」を飲み続けなければならない。

 

大丈夫。自分で言えば、今回の高度狭心症の原因は、糖でも脂肪でもなく、酒とかそういうのでもなく、喫煙。一気に止めました。止めるしかないよね。だから、金銭的には、行って来いなんで、OK死ぬまで飲み続けるさ。

 

なんかの原因で、血管に微小な傷がついて、そこになぜかプラークが付着し、そのプラークが、大きくなって!という風に私は理解しておりましたが、違うんですね!そのプラークが「破裂」するんだそうです。なんででしょうか?教えて。

そうすると、当然、体の「補修班」である血小板がわらわら登場して、ばんばん「傷」を塞ぐ!というより、折り重なって、ええ、折り重なって塞いでいくわけですよ。

その塞ぎ方が、過剰だったっら、当然、意味もなく、血管が塞がれて血流がストップしてしまうし、その折り重なり方が、やや「甘かった」ら、若干の血流が確保されるんで、狭心症として、生かされる。

 

そうなんです。まったくもって、偶然による「事態」だったんです。もちろん、各所でこういう事態はおこっているんだろうけど、特に心臓の冠動脈やら、脳の血管で起きてしまうこの事態は、その「致命度」から言っても、極めて運命的で、即時的すぎて、なかなか冗談では済まない。

 

ええ、自分は、何かの匙加減で、なんだろう、生きているんだという感じ。

ありがとう。

 

さて、その造影剤の検査。はい、ステント入れる手術と、何ら工程が変わらないということで、予習みたいな感じなんだけど、

いや、実験室か、作業場に入れられた感じで、室内には大きなモニター。中央には細かい部署を追跡しながらX線撮影ができる「目」が複数。台座も連動していて、手術というより、作業中も、立体的に部位を撮影するために、ウオンウオン音を立てながら、自分の「腕」から心臓の箇所までを「目」みたいな機械が追っていきます。

先生は、もう患者を診ていません。モニターを注視しながら、カテーテルがしっかりとその部位に到着したか、造影剤はしっかり打ち込まれたのか、映像は、不足なく、その症状なり部位を特定できているか。それをモニタールームで、各種映像と、データを監視している別の先生とマイクでやりとりしながら進めていきます。

こちらは、左腕というか、手首の静脈血管を「提供」したのみで、そこに部分麻酔を打っているだけなんで、全然、普通。感覚全開。

ただ、眼が悪いんで、とても悪いんで、意識があっても、何のメリットもございません。もう、カテーテル入れて、造影剤入れて、最後、なんかの薬剤入れて抜くまで、本当30分もかかった?

これ、昔で言う、心臓手術なんだけど、もう、終わったら、全然、普通。キャスターに乗せられて病室まで移動なんだけど、歩けますって。

 

結論。上記写真にあるように、左前下降枝の近位部に高度狭窄が認められ、カテーテル治療、薬剤溶出性ステントの留置。そういった「手術」を三日後に行うということが決まった。

 

なぜ直ぐに行わないかというと、まぁ予定もあるんだろうけど、医師が強調するには、そもそも血管が詰まりやすくなっている状態を改善するために、薬剤をもって、血液と血管の状態を少しでも改善しておきたい。その期間を設けたいとのこと。

言っていることは理解できます。自分もそう思います。だって、超どろどろなんだもん。別の病院で血管年齢を測ったら、とんでも老人だった数値がでて、驚愕したもんですから。

高度狭心症。PTCA。これは手術?②

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結局救急車に、見た感じ健康体として乗せられて移動。人生で2度目の乗車。1回目は25年ほど前、店中で、極度の腹痛で倒れこんだ際に運ばれました。文字通り。これは、何のことはない。尿管結石。

以降、この尿管結成は初回より3年おきごとに。そして、4回目からは6年おきごとに。ほぼ持病ね、だね。なんか塊が欠けて落ちてくるんだけれど、途中は、ロキソニン2錠でやり過ごすことができたり、大事にはならないんだけれど。

 

大学病院系の総合病院に「搬送」され、ストレッチャーに乗せられたまま、緊急処置室に入ります。ここまでまったく元気そのもの。

いきなり病院服に着せ替えられますが、肩の部分が、全てボタンで一気に脱げるようになっている優れものです。

まぁ、ここまで何のことはなかったのですが、一気に病人的存在にされたのは、尿道に管を通され、自動で排尿させられる事態に陥った瞬間でしたね。

痛いの痛いの。とんでもなく痛い。その瞬間は。いや、虚をつかれた感じで挿入されましたが、いきなりの作業なんで、息を飲む痛さ。看護婦さんは挿入した瞬間に息を吐いて下さいね、なんて、言うのが遅いし、確信犯ですね(笑)。

その後、血液検査やら心電図やら、前のクリニックで撮影したエコーをみながら先生が問診を始めます。

何度も説明したここまでの経過を話します。痛みの度合いとか、質問をしてきますが、個人的には、痛みを10とすれば、今回の胸の苦しみは5とか6。先に言った尿路結石が文字通り10。そんな感じの問答だったので、その時点でも、私は、逆流性食道炎ということをまだ信じていて、

すいません、こんな大げさな展開になっちゃって、もし心臓ではなくて、食道だったりしたら本当にごめんなさい。というニュアンスをふんだんに入れながら答えていた。

 

「OOさん。一応言っておくけど、今心臓の機能、30%落ちているんだよね。ひょっとしたら過去に心筋梗塞やったことがあるかのしれないね。うん、動きが悪いんだよね。心筋梗塞やっちゃうと、もう心筋は再生しないんで、このままにほっておくと、さらに心臓の中の弁とか細かい筋にも影響がでるんで、さっそく明日造影剤を入れて検査をしましょう」

「えっつ?」

「痛みがさほど強くはないと言うので、狭心症の可能性があるかもね。ただエコーとかで全部はわからないし、仮に動いていないと思われる心筋も、気絶しているだけかもしれないんで、血が通ったら動く場合があるんで、期待しましょう」

「えっつ?」

「血液検査でね、心筋梗塞やると、必ず心筋が破壊されたことを表す指標が出現するんだけど、ないんだよね。だからと言って油断はできないんだけど」

「ほう!」

 

ええ、こちらか恐縮するまでもない、立派な冠動脈の疾患でございます。一歩間違えていたら、「即死」に近い状態であったかもしれないし、助かっても、今までと同じ生活は送ることができない。そういう展開だったかもしれない。

 

街中のクリニックですら、心電図とエコーで見通せてしまうというこの技術というかこの国の医療。正直、日本に生まれてよかった!すごいんだ日本はと、結構本気で思ったりいたしました。

高度狭心症。心臓カテーテル手術でバルーン膨らませて、ステント入れました。日本すごい。①

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ようやく落ち着いてきたのでまとめることができる。

自分にかような「大事」が起きてしまうとは思ってもいなかった。とはいえ、そこまでの緊迫感もなければ、そこまでの危機感もなかったので、どう、整理をつけたらいいのかと、むしろ考えてしまう「程度」の事案だったのも事実で、

予兆

3月の下旬に、毎夜の日課であるポケモンGO。相方と「ジム戦」をすべく、毎夜の予定数「5」ジム制覇を成すべく、街を徘徊していると、

どうも、胸の真ん中が「熱く焼ける」感じの「胸ぐるしさ」を覚え、例えば、胸を叩いたり、膝をたたいたりとか、「意味不明」の動作をしていると落ち着きを取り戻すかの感じ。数分続きました。

あっさりと回復し、その後は少し歩調を落とし気味でその日の日課をクリア。

帰宅の際にも、突然同じ現象が、数分起こって、相方にちょっと休憩を申し入れる。

翌日

朝、出勤時、仲良く出勤することになっているので、駅に向かって歩いていると、また同じ症状が。これは、昔、階段を思いっきり走り下りているときに、足首をひねって捻挫しつつも、気合で「快速」に飛び乗ったが、冷や汗、息苦しさ、血の気の引き具合。生まれて初めて電車で「倒れるか」と思ったが、ものすごい深呼吸で、なんとか立ち直った!

それに似たイメージ。相方に言って、落ち着くまで電車を遅らす旨を伝えました。

これも数分で落ち着き、朝のラッシュに詰め込まれながらも事務所に出勤できた。

勘違い

さすがに、これは「なんだ」。ということになろう。

ネットで症状を元に色々と検索をかけ、近いものをざくざく読んでみたところ、

逆流性食道炎

なんか、非常に近い!これっぽい!こういう感じ!たいしたことないじゃん!

だとすれば、とりあえず「胃薬」。

いや、勝手にプラシボ効果。なんか内科に行けば、収まりそうな感じ。でも、今日は休診。緊急性はないから明日でいいや。ちょっと嬉しかったり。

なんて、そもそもそういう嬉しかったりという気分が起こること自体、もしかして肉体的に随分「負荷」がかかっていたのかもしれない。

早朝

朝5時ごろ。「胸苦しさ」全開。寝汗びっちゃり。

これは逆流性食道炎の症状なんだから、そりゃ寝ていればそうなるなと、台所に行って、胃薬飲んで、「縦」になって安いんでいればなんとかなる。そういう努力をしていましたが、なんと、この症状が約30分程度続きました。

後で医者に問われるんですが、痛さを10段階としたら、この痛みはどれくらい?に対して、自分の感想としては、腿を叩いたり、眉間に皺を同時に寄せたりと、そういう動きをしていれば「耐えられる」感じだったので、6~7?いや、5?という答え方をしてしまったが、

個人的に、「尿路結石」は痛みとして10!間違いなく10!これに比べればこんなもん、6でしょ。そういう感じ。尿路結石はすでに4回やっていますもんで。特に1回目は理由がわからなかったので、人生初めて「救急車」に乗ることになりましたが。

医者

当然、行くことになりますが、内科なんで、いや早朝から本当に人が、高齢者が多い。それと風邪系、どうみても健康体に方々など、それぞれ、会社的に診断が必要なこともあるんだろうけど、本当に人が多い。

1時間待たされて、診断の前に検査ということで、「心電図」と「血液採取」を行ってまたさらに1時間待たされる。

いや、本当に「良い先生」で、クリニックを駅前に数年前から構えているんだけど、遅い、待たされるという「評判」を物ともせず、いつも混んでいます。

そして診断。

「あのね、OOさん。これからエコーとります。ええ、心電図みてるんですが、1回心筋梗塞やってる感じですよね。100%動いていないですね」

「えっつ?食道炎じゃないんですか?」

「ええ、エコーとりますんで」

 

まじですか?心臓ですか?心筋梗塞?ってなんですか?心臓動いていないってどういう意味ですか?

 

そして1時間後。

「OOさん。紹介状書きますので、えーっと、前回来られた時にOOさんが言っていたXX病院。こちらでいいですよね。早速行ってもらいます」

「えっつ?今からですか」

「そうです。」

「はい、わ か り ま し た。」

「いや、わかってないですね。ここに救急車呼びますんで、救急車に乗って行ってください」

「なんですと!そんな緊急性があるんですか?」

「はい、電車で向かう途中で心不全おこすかもしれませんので万全を期しましょう」

えっつ!

いや、万が一、心臓だったらどうしようと、思わないこともなかったし、でも、心臓の病気に罹患した際、どういう風になるんだと「知識」も「予想」もいや全くの想定外だったんで、リアリティーが欠落していたんで、そこまでそういう方向に意識がいかなかった。

いや、現に救急車に乗せられて、そのXX病院に行く間際まで、救急隊の方に、いや食道炎かと思っていたんで、全然ご飯を食べていないんですよ。てっきり胃カメラかと思っていたもんでなんて、軽口叩いていたわけですから。

続く