歯周病になったら本当に大変なことになった。もう、総入れ歯は覚悟できました。
歯周病は、本当に怖い。
多分、重度の歯周病と戦っている。
全体の歯槽骨の半分が、溶けまくっている。もちろん、いくつかの歯は、歯茎だけが支えていて、間違って、硬いものを噛んだ暁には、いや、考えただけでも恐ろしい。
確かに1日1回。そんな程度しか歯磨きはしていないが、世の中には、それで問題のない人間が五万といるではないか。なぜこんなにもろいのか、、、、。
最近のTVCMは、ことさら「歯周ポケット」にハイライトを当て、歯と歯茎のケアを強調するんだが、
もっと、早く言ってくれよ!
すいません、ほとんど感情をこじらせているので、平気で他人のせいにしてしまっております。
電動歯ブラシを長いこと使用しており、はい、例の丸いぐるぐるしているやつですが、最初こいつを使用したときの感動は言い尽くせない。
1週間もすると本当に、歯が白くなった。
今となっては、歯磨き粉における「研磨剤」とか、普通の知識が身についてきたんだが、当時は、いや、歯のトラブルは、「虫歯」一択。他は考えもしなかった。
ある時期、相当、貧乏をこじらせてしまって、ええ、事業の失敗が大きく響いて、栄養状態も、精神状態も極度に悪化していたこともあろうが、
気が付いたら、歯茎全体が妙に「ぷにょぷにょ」しはじめ、固いものが噛めない。さらに大変だったのは、冷たいもの、熱いもの、歯なのか歯茎なのか、強烈にしみて、言ってみれば「固形物」そのものが咀嚼できない!
ようやく手に入った「保険証」。2年前から治療が始まったわけだが、もう、歯茎の中は奥までプラークだらけ。おまけに虫歯も結構ある。レントゲンやら、あえなく抜歯した歯を都度見せられては、深いため息しか出ない。
何度でも襲う痛み
歯に詰め物をして金属を被せ(保険適用内)の作業を上下左右、前歯も含めて、完全補修。
のはずだが、1年は、歯茎の炎症が治まらない。
いや、ロキソニンを4錠飲んでも、まったく効かない。とにかく、横になると猛烈な痛みが襲ってくる。要するに、一睡もできない。話には聞いていたが、本当にロキソが効かない!こういうこと、あるんだ!
もう、何度、被せ物をとって、歯茎の治療をと。
いや、疑う疑う、この医者、やぶなんじゃないかと。
そう思うくらい、毎週毎週10か月通いつめた。
歯磨きにまさるものなし
歯磨き粉でなんとかなるんじゃないかと考えた時期もあった。
① シュミテクト (アース製薬)
医者からも勧められたが、とにかく「炎症」と「知覚過敏」をどうにかしたい。これが最優先事項だったものだから、これを使ったが、まったく効かない。私の症状が、重度すぎてごめんなさいといったところか。
② アセスL (サトウ製薬)
歯肉炎の炎症を抑えたい。もう、どうにかしたい。でも、とんでもなく高い。いや、これが効果ありました。知覚過敏はどうにかしたとしても、炎症に関しては、これ一択でした。いや、薬効成分なのか、もう、口の中がピリピリで麻痺した感じがたまらない。ネバネバ感も驚くほどとれる。歯茎も締まる感じがして、ありがとうアセス!
③ デントヘルス (ライオン)
薬効成分も、知覚過敏に対しても、治療後半はもうこれ一択。これも安くないんだけれど、しばらく使っておりました。
ブラッシング
電動歯ブラシは、基本的には、使わないほうが良い。
自分はシステマの歯ブラシを使用していますが、これが良いのは、細いブラシの先端が、歯間ブラシのような役を果たしてくれて、超良い。
磨き方は、もう縦磨きの最中に、歯と歯の間に歯ブラシを「押し込む」感じ。これで結構いける。一通り終わったら、今度は、横磨き!
歯と歯茎の間に、歯ブラシを滑り込ませる感じで。
10分は最低やっております。
とにかく「研磨剤」、極力入っていないやつ。高い歯磨き粉は、泡立ちが値段につれなくなってくるので、「磨いた感」のギャップに最初戸惑うことになろうが、
これだけ熱心に磨くことを考えれば、研磨剤で歯を白くしようという考えは、二の次!
コンクール一択
2年も通い続けても、この知覚過敏は、どうもしようがない。
要するに、歯茎が歯槽骨減少とともに、下に後退するものだから、歯がまるっと裸になってしまう訳で、生易しい状態ではない。
最終的には、神経を抜くという方法が簡単なのだが、神経を抜くという作業は、歯自体の生命力を殺すことになるそうで、自然界でいえば「枯れ木」状態だとのこと。
抜いたら最後、水を吸い込むことがなくなった巨木が、ある日ポキっと。
「生きてるってすばらしいな!」と、痛みをこういう感じで紛らわしている日々が続いたが、だめ、普通に無理。
そこで最後にすがったのが、コンクール ジェルコトF 1000円(税別)。
歯医者さんか通販でしか売ってないと思われる。
フッ素!もう、最強のフッ素で歯を固めるしかございません。
日本の歯磨き粉は、フッ素と書いてあったとしても、規制があって1000PPMが上限。歯医者で塗ってくれるフッ素は9000PPM!諸外国などでは、1500PPM以上のものも売られているようだが、
コンクール。透明なゼリー。
最初の感想は、「磨いた感じがまったくない」。どうすんのこれ!という感じ。
とにかく泡立たない。しばらく透明のまんま。殺菌効果のある薬剤のピリピリ感がなければ、歯磨き粉で歯を磨いているというよりは、歯ブラシになにもつけずに磨いているエア歯ブラシみたいな。
これは、戸惑いました。
2~3回ほどで、最初は止めてしまいました。
が、最近は、その知覚過敏がたまらないので、どうせ、どれもこれもダメなんだから、神経抜く前に思い残すことないように、買ったコンクール使い切ろう!
半月使用しました。
いや、まさか、こんなに「しみる」感じが軽減されるとは。
磨き方にもしかしたら、格段の向上があったのかもしれないが、それを差し引いても今の気分は「ビバ コンクール」「ありがとう、コンクール」
もう、近い将来、総入れ歯の覚悟はできているので、せめて自分の歯がまだあるうちに、食べ物のそのものの、食感、味覚を味わい尽くせたらと思っています。
とにかく、歯と歯茎の間の「歯周ポケット」のケア。これに尽きるよ。
もう、早く言ってよね。こういう大事なことは。