とある若者の無敵感がはんぱない。
今回の参議院選挙から18歳以上の投票が行われると。
最近の傾向が、様々に「ショー化」している感じなので、世の中で起こることが、身に降りかかってくる事案ではなく、こっち側で「見ていられる」ネタになってきていることが、不安。
特に18歳から20歳という「層」は、ざっくりいえば、リアリティーある社会的な実体験がまだもてる状態ではないので、理念、理想など、考える手始めになればいいと思う。
民主党政権が瓦解したのは、その当時のマスコミやら識者がさんざん言っていたことなんだが、
「決められない政治」
だったはずだ。
原因としては、各種指向の違う権利団体を母体とする集団が「寄せ集まった」がために、そこが民主党の最大のアキレス腱と言われ、なんにしても
結論を出せない、決められない、ぐだぐだしている、もしくは、勝手な個人パフォーマンスに走る。
政党として、与党として、ましてや国を運営するうえで、それはどうなの?
やらなければ、賛同もできないし、批判もできないし、検証もできない。
それが、それぞれ「勘弁してくれよ」という流れが、自民党の圧勝につながったと考えていたんだけど、違った?
まぁ、いいんだけど、
たまたま見ていたら、「経済合理性なんて関係ない。日本人の銀行口座を全て凍結されようが、日本円が紙くずになろうが、俺はほぼノーダメージ」なんて書いているブログがあって、はてなブックマークにアップされていたけど、
若い方なんだろうな。
日本円が紙くずになった時点で、こういう子たちが真っ先にクリティカルダメージを負うことになろうとは、決して思わないんだろうな。
簡単に言うと、すべてのインフラがダウン。水道光熱費でくくられるものが真っ先にやられる。
交通インフラは関係なさそうだから止まっても大丈夫なんだろうね。
物流がほぼマヒするんで、お金が無いかたがたにまわる食料もなくなってくる。
考えられるのは、真っ先に乗り込んでくるのは、アメリカなどではなくて、中国ぽいので、是非はともかく、この国の荒っぽいコミュニケーションに見えるやりとりに一番耐えられそうにない方々が、真っ先にやられそう。
お金の流れが止まる。円が負けるということは、国内問題でも地域問題でもなくて、対岸の火事でもなく、日本国籍をもった、ほぼほぼ全員の負けになる。
この負けは、相当悲惨な事態。
こういうことをさ、隕石が激突した地球のディープインパクトに倣って、どういうものか、ちゃんと解説したり、学校で教えたほうが良いと思うんだけど、
でないと、若者の、無自覚な絶対観、無敵観。全世界に発信される内容など、ちょっと誰かどうにかなんないの?と釣られてしまう自分も自分なんだけどさ。