宇都宮さんを知ることができて良かった
なんだ、わかってらっしゃるんだ。
「左翼」「リベラル」とくくられる集団が、とる手法として、
「相手を呼び捨てにして批難する」
「集団で絶叫する」
「敵認定が大好き」
「レッテルを貼って罵倒する」
「理解できないのは貴方が悪い、問題意識が無い、人間でない」
特に鳥越さんが選挙初戦で、
この発言には驚かされたんだが、宇都宮さんが仰っていた、「支持団体があるので、街頭宣伝にある程度人が集まってくる」。
この動員数から始まって、その熱狂ぶりは、相当勘違いしてもおかしくはない。
最終日においても、その集団の熱狂は鳥越氏をして涙ぐませるという瞬間を出現させる。
しかしながら宇都宮さんは、「問題は、そういうところに来ない人。無関心のまま信号を渡っている人に届くような選挙活動をどうするかだ」と言う。
先の選挙では細川さんは、公開討論を16回キャンセルし、鳥越さんも多くを欠席した。「街頭宣伝で熱心にやってくれている人たちの票だけではとても勝てないんですよ」
小泉さんを脇にして、これは勝ったも同然としていた細川陣営も、あえなく敗戦したが、
絶対正義である 原発、改憲などのテーマが、ただ単に反対。それ以外は敵。のような、傍から見ればその狂気的な「排他主義」にもみえる手法は、本当にやめた方がよいと思う。
「市民運動というひとたちが」という言葉を言っていたが、たぶん、そう言ってしまうくらいのものがあるんだろう。市民運動は、人たちではない。が、それくらい、目に余るくらい、運動でも集団にしても、個人の感情がコントロールできない未熟なものと感じてしまっているんだろう。
「選挙は様々な課題があって、できるだけ多くの人の支持を集めないといけない」と仰るように、「シングルイッシュー」で取り込めるほど、多様性を極めた、多くの課題を抱えている人たちを取り込めることなど出来ない。
そもそもこの市民運動という単語自体も、相当危険で厄介で近寄っちゃいけないイメージをもっていることを、そして、安倍を許さないなどという、個人名をあげてこきおろす手法と相まって、そのヒステリーさが「怖い」集団として認識されつつあることを、もっと、この市民運動家たちは、理解した方がよい。
個人的には、宇都宮さんの掲げるテーマには賛同できない部分はある。が、こういう形でお人柄にふれると、本当に安心できるのは事実。
もし、があるんだったら、宇都宮さんは勝てはしなかっただろうが、民進党は、あそこまでの崩壊やらダメージを受けずに済んだのではないか。まさに鳥越さんと一緒に沈んでいきそうな気配である。近いうちに「分党」だよね。