A LOST AND FOUND

色々なものを失くしてきたような気がします。

橋下徹は国政にうってでる気満々に言っていた気がするんですが、理解力不足なのかしら。

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橋下徹氏の講演があった。

一人で話をし続ける橋下氏の講演を聞くのは初めてのことで、誰それの質問に答えて、いやいや、違うでしょ、という掛け合いもなく、ほぼ2時間近い間、マシンガンのように話し続けていた。

いろんな方の講演を聞く機会が増えているので、聞く姿勢が日々できている感じなのだが、正直、橋下氏のものは段違いにすごかった。

もう、この人自身、自体が、もはやコンテンツとして優秀なのかもしれない。

1万人規模の会場が満員になったあげく、サテライト会場まで設営されたぐらいだから。

主体が不動産関係だったので、どういう内容になるかとおもいきや、大阪でやられた「体験談」で、スライドを用いられ、あの調子で一気にまくしたてる。

眠っている人間が見当たらないくらい。色んな思いをもっている人間が集まっているんだろうけど、全員が食いつくように聞き入っている。

うまいなぁ。

その前の菅官房長官の講演の際に、半数が船を漕いでいたのと雲泥の差。

大阪の議会なり、マスコミなり、既得権者、ほぼ全員を敵に回してもなお、市民、府民半数を「味方」につけられたその実力をまざまざと見せつけられた。

問題の出し方と、その原因の結び付け方から始まって、何がネックになっているのかを、言ってみれば「東スポ風」かもしれないが、そういう切り口で語るものの、じゃぁ、それを自分はどうしていきたいのか、

当然「都構想」になるんだけれど、それによって、何が解決されるか。

物凄く多くの事案がそれぞれの自治体にあるんだろうが、全部を一度に、全員の願いをほぼほぼ叶えることなんて無理なんだから、何を争点にして、何を成し遂げようとしているのかが、物凄く明確な分だけ、「理解」しやすい。

東京都の小池さんが、旧勢力との対決、一掃を打ち出し、透明化をうたうが、漠然としていて、いつもながらのテーマすぎて、結局何がしたいのか、やっぱり何もすることができないのか、みたいな感じでほぼほぼ終了になるんじゃないのか。

大阪で「政治家」やっている方々は、この人にほぼ「無能」よばわりされたんだろうな、と思うと、その無念さやら、反論しようにもするとさらに「無能感」全開になってしまうパターンに、恨み増幅なんだろうけど、

特に、その大阪を結果的に選択し続けてきた府民なり市民まで、こういう政治家を選び、結果的に支持してきたみたいに「同罪」みたいにされるのも、嫌だろうけど、

すでに、そう思った時点で「土俵に」あげられた感じで、戦わざるを得なくなる。

これを、彼は、まだまだやり続けるそうなので、多分、考え方として、大阪で考案したシステムを、それこそ、東京都に国にあてはめる。そうすれば、無駄も省け、透明化を図れ、さらには政治が機能すると言い切った以上、

国政に必ずや出てくると、思いました。

そう言っていた気がする。最後の方で。