総理大臣に求められるスキル「外交」。ハードル上げまくったよね安倍さん。河野さんよくわかってるよね。
隔絶の感がある。
昔は、特に韓国関係、中国関係。もう壮絶なタブーがあって、「慰安婦問題」に言及し、その言が原因で韓国がクレームをいれようものなら、あっという間に政権が転覆してしまう、そういう事態が「当然」のようにあった。
アメリカに関しても、年次要望書が、アメリカの要望に沿ったものだからに始まって、結果的に相当の有効ダメージとなって、政権がまさに民主党に渡った。
今思うと、「外圧」とか、もう奇妙な単語を使っては、メディアなるジャーナリストと呼ばれる人たちなんだが、それで「言ったつもり」になっていたようだが、
海外の雑誌とか、専門誌、報告書を読んで、それを繋ぎ合わせて「語る」、そういう程度がものすごく多かったんじゃないでしょうか?
ちゃんとした「グリップ感」を感じさせてくれたのは、中曽根さんの「ロンヤス外交」といわれるもので、今思えば、その程度でも、衝撃だった。
日本にも「さしで外交ができるんだ」という話。
それまでは、官僚と言われる方々やら、商社にお勤めの一部の方々、ソニーとかホンダ、そういう製造業の一部の方々が特に「要人」と会って話をしましたなど、たまーーに新聞報道やらでお見受けする程度。
政治家で、海外に出張って、議論するなんて、できやしない!と思っておりました。
できて、中国大好きみたいな、おもてなしを満面の笑みで受ける「小沢さん」程度が関の山。そう思っておりました。
もう、国内と国外。切り離せないと。外交の善し悪しが、日本のあり方をどうやら左右しそうだと、当たり前のことが、当たり前のようにできる気がしてきたのは、
安倍さんが初めてなんじゃないかと。
善し悪しはともかく、トランプと会ったその翌日ぐらいの感覚で、周さんと会うは、プーチンさんと会うなんて芸ができるなんて、誰が思ったことでしょうか?
昔だったら、トランプさんが完全に就任する前に会ったことを踏まえて、マスコミやらメディアが喧々諤々のフルパワーの議論を1カ月して、中国との関係は?ロシアとの整合性は?もう、会ってくれないんじゃないか?どうすんだ安倍!
というのが延々続いて、国会でも相当の時間を費やしていたはずですが、
もう、会いに行っちゃいました。
拍子抜けです。
もう、これが総理大臣の「スタンダード」になってしまいそうです。河野さんはどうも、よくわかっていそうです。
岸さんは、確かにすごい政治家さんですが、まだまだ昔風の感じがして、とても「内向き」です。河野さんは、もう、いけいけで「外向き」です。
で、マスコミは、このご時世のなか、どんどん爆縮して、どんどん「内向き」になってきてますが、国民は、ネットであたりをつけまくって、外も内もなく、ソースを自力で取れる状況。
しかもツイッターやらなんやらで、普通だったっらお金を払ってもいいような方々が、重要なことを正確に喋ってくれる。お約束の言い方なんですが、昔で言う「マスコミのあり方」が終了してしまったのでは。
むしろ、朝日新聞は「公共財」ではなく、潮出版とか、第三文明社とか、岩波書店とか、まぁ、産経新聞とか、そういう一連の「私的な民間企業」として認識していいんじゃないでしょうか?
朝日新聞などは、もう、腹を括って、言ってはなんだけど、活動家御用達新聞になっているし。でも、ありでしょ。
これも一時情報源に直接会いに行っている、昨今の「外交」やらを経験させてもらっている我々にすれば、もう、後戻りできません。
これがスタンダードです。
2度と、あの時の菅さんとか、鳩山さんとか、福田さんとか、もう、国外に出して恥ずかしいみたいな時代は結構です。
小泉さんなんか、北朝鮮に初めて行った総理大臣として、なんか、外交に強いイメージあるけど、この人も、国内向けの「旧政治家」さんだったよね。
イギリスとTPPの話してくるなんて、誰が言ってた?
もう、自称専門家とか、色んな方々も、ジャンル絞らなくては、「それって、あなたの考えですよね」って切り返されてしまう、本当に嫌な時代になってしまいそうです。
そういう意味でも、安倍さんのこと、嫌いだろうな、多くのマスコミさんは。