A LOST AND FOUND

色々なものを失くしてきたような気がします。

自分の話を絡めて語って良い訳ないんだけど、いきなりくるので心臓はやばい、という体験談。

biz-journal.jp

 

ひっそりと、この出来事に絡んでみてはいるものの、誰もがそうであるように、自分も大好きな役者さんでした。

ご冥福をお祈りいたします。

 

心不全は、あくまでも「結果」であって、原因はもう、その単純なものから複合的なものまで、どういう組み合わせなのか不明なものまであって、結論、一番肝であって頑丈なはずの心臓が、死んでしまう。そういう状態なんである。

 

自分も「労作性狭心症」と診断名をもっているが、1年前。冠動脈が狭窄してしまい、その痛みは心臓とは思えず、逆流性食道炎に違いないと、胃薬でなんとか治らないものかと思ったほどだ。

 

病院内の循環器系の待合室に貼ってあるポスターには、「動脈瘤は、ほとんど偶然によってしか発見できない」みたいな文言があって笑えたんだが、

心臓に3本しかない冠動脈の1本が狭窄して、血液が流れなくなった瞬間、その血管が担当する部位は、いきなり「壊死」する。

壊死すると、心筋の再生は望めないらしく、一気に崩壊が進行する。

血管には、心筋が壊死するとわかる「マーカー」が異常値を示し、血液検査で心臓がやられていることが一目でわかるということ。

一番まずいのは、「心臓の弁」。

これ、この病気になってから何度も心電図やら、なんやらで見たんだけれど、この心臓の弁。もう、ずっと思っていたイメージは、頑丈で、ゴムのパッキンみたいにベタンベタンと確実に逆流を「せき止める」部品!だったんだけど、

なんか、布の切れ端みたいなやつが、ふわっ、ペタン。ふわっ、ぺたん。

こ こ ろ も と ね ぇ。

そんな感じ。

それが、一気に「ダメになるらしい」。

この弁が駄目になると、もう、心臓はいけません。これ再生はしないので、もう心臓内での酸素の循環は見込めません。(ざっくり言うとね)

さらにもっといけないのが、心臓内の「仕切り」が崩壊、穴が開くこと。こうなったら、相当大きな病院にいかないと、多分、ヤバいよね。

 

自分は、非常に元気。ポケモンGOで前日まで走り回っていたわけですから。日に何回か訪れる、いやーな「胸やけ」みたいな苦しさ。でも、大人しくしていると、数分で元に戻ります。だから「労作性」と言われるゆえんなんだけど、

クリニックにまぁ薬をもらう感覚で行ったとき、心電図を取らされて、後日談だけど、「心臓の1/3が動いていなかったので、怖かったです」と、検査技師の先生から言われて、「まじですか?」ということ。

 

結局、その1/3は、「気絶」状態だったらしく、血流が回復すると、ダメージなく「再起動」するという。面白すぎるけど、自分は、本当に、この機能のおかげで、生き返ることに成功いたしました。

 

で、未だに原因はわかりません。よりによって、3本のうち、もっとも重要な「左前下行枝」の入り口部分に狭窄があって、

左前下行枝は、心臓機能(血液を押し出すポンプ機能)にとって非常に重要な役割を果たします。この血管1本の急性閉塞だけでも死に至ることがあります。

先日の1年後の検査の時、先生から、「うわー、これは今見ても、やばかったねぇ」といわれるほどで、

 

実に、たまたま「生きながらえた」という実感しかございません。

よくよく考えてみたら、そういう「予兆」があった。程度です。明確な「予兆」があっても、連想なんてできません。自分には「猶予」があった。他の方にはその猶予が無かった。もう、そのくらいのわずかな運命なんだろうなとしか思えません。

 

大杉さんの件に絡めての話は、、、、正直、、、、自分語りしていいもんだろうかと。すいません。でも、本当に、全くの「超」偶然。非常に怖い、病気です。はい。