A LOST AND FOUND

色々なものを失くしてきたような気がします。

三つ子の魂百まで。相方の子育ては偉かった。

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部屋の清掃要員として、2歳児の子供を育児中の奥様に作業をお願いしている。日に日に「自立歩行」するようになったりと、この1年間での成長ぶりというか、そのスピードに驚かされている。

女の子なんだが、言葉も、次第に「連語」を口にするようになったり、こちらの問いかけにも、意味をわかろうとしたり、いくつもの単語を交えて、自分の要望を通そうとしたりと、うーーん、凄いな。

子供って、こんなに早かったっけ。

 

仕事なんで、子供を連れての事務所に出入りもあるので、全員が幼児に「寛容」なわけでもなく、特に、お客様が来客中にも出くわすんだが、そういうタイミング含めて、寛容でない人間がいると、もう、気を遣うわな。

母親も、案外、敏感だったりするもんで、顔の表情がやや強めになるのは仕方がないし、「行かない!」「触らない!」「いけない!」のオンパレードになると、子供には何の罪もないんだけれど、泣くはなぁ。

 

大概、自分は、子供の頭を撫でまわすんだけれど、それをさせてくれる親子には、普通に問題はないんだけれど、この年齢で、頭の方に手をやるだけで「頭をすくめる」「防御的な表情をする」子供に、昔出会ったことがあって、この時は、ちょっとショックだったなぁ。

 

子供って、親との関係が、ほぼほぼ全てだから、親の影響、丸かぶりなわけで、良く道端で「パパは嫌あああああああ!ママがいいの!」とか、パパに抱っこされているのに、パパが人さらいの状態になって泣きわめく子供がいたりすんだが、

かなりの確率で、母親が、パパの悪口を言って、ストレス発散している場合が多い。

 

親が、頻繁に子供を叩いたり、つねったりする行為は、幼稚園で子供は、当然のように友達を叩いたり、つねったりする。悪いとは、全然思っていないわけで、親の行為が、そのまんま子供に「乗り移る」。

 

母親が、常に笑顔でって、それは今の世の中、なかなかそういう気持ちを維持できないのは理解できるし、そう思うんだけれど、笑顔に囲まれた子供は、当然のように、人に笑顔を素直に返す。

にらんだり、怒ったりの「比重」が高い関係を続けていると、他人に攻撃的な表情を作りやすいのは、考えれば当然のこと。

 

さらにいうと、攻撃的だったり、無視を続けていたり、悪口をいったりとかストレスを発散したりとか、頻繁にしてしまうと、子育てがさらに「悪化」することにもなり、

そのことを具体的に、さらに突っ込んで書こうとすると、なんか、涙ぐんでしまうので、これ以上描けない。

 

うちの相方は、結構タフで、尊敬しているんだが、特に子供が小学校上級生になる頃、よくある反抗期風情になったとき、全然、接する態度がかわらなくて、内心、おろおろしていた自分とは違って、偉かったなぁ。

なにがって、子供なりに、やりようのなさそうな不満とか不安とかストレスとか怒りとかで、その鬱憤を、無視する、乱暴な言葉でぶつけるとか、よくある態度にしてしまうんだが、

相方は、どのような態度をされても、全然、無視せず、とにかく名前を連呼して、「食事だよ!」「食べに行くよ!」など、自室から引っ張り出す。はい、呼びかけだけで。

まぁ、食べればさ、なんか、満足してテレビでもついていれば、喋ったりとか、番組に悪態ついたりとか、そういう感じになるじゃん、そういう時、

「うちはさぁ、全員、お腹がすくと、機嫌が悪くなるんだよね。だからちゃんと食べなきゃだめなんだよ」

 

これ、魔法の呪文みたいに我が家では「効きまくって」、その後、なにか機嫌が悪くなっても、気が付くと「物を食べる」ことで、「回復」するという、全然、愚にもつかない話かもしれないけれど、それがお約束になって、

最近大きくなった子供に、ふと、そのことを軽く言ったら、

「そうなの、今でも、気分が悪くなったら、すぐに食事するようにしてるの。だって、血糖値下がると、駄目じゃない。」

 

すげぇぇぇぇぇ!三つ子の魂百までだよ!