宅建試験を受けてきました。資格だ資格だ。
個人的なことを申し上げて恐縮なんですが、今月10月は、本当に忙しかった。
2社の合併に伴う同時決算処理やら、改装工事の見積もりやら(総額3億円)とか、フランチャイズ契約の締結やら、民泊やら、そんな中でこの宅建試験。
この業界の「悲願」らしいが、取引主任ではなく、昨年から「取引主任士」。
すいません、取引士でした。ご指摘、すいません。こういうの、いけません。ぞっとしました。
士業。行政書士とか税理士とか司法書士とか、そういうカテゴリーの中に「昇格」を果たしたということ。そういう意味では、よくわからないが、快挙ということ。
毎年、25万人前後受けて、合格者15%前後という難関?
特に昨年の試験は、難しかったなぁ。舐めてました。はい、落ちました。
昔のように、4個の選択肢の中から1個を選択せよという、こういう問題が減って、
4個の選択肢の中で、合っている数(もしくは間違っている数)を答えよ!
まずいだろう、これは。
とか、合っている組み合わせは(間違っている)どれか!
いや、全部理解していないと、無理だろう。
こういう、士業にふさわしい、今までの宅建試験らしからぬ、非常に試験問題らしい問題に様変わりしていた事実に「驚愕」してしまいました。
問題集も、参考書も一切購入せず、スマホの無料サイト
「岡野」の合格無料ゼミ 一本で乗り切るつもりでいましたから。
結果は2点足りませんでした。
さて、今回、もう、何度も1年を乗り越える集中力も体力もあるわけないので、受かるしかないと、「5点免除」の下駄まではいて今回は試験に臨みました。
結果は、多分素で35点。下駄はいて合計40点。無事終了。よかった。本当にほっとした。もう、帰りの電車で眠いのを我慢して、岡野をやる必要がない!ポケモンGOを毎晩のようにやっていて、やらされていて、落ちたら、どう言い訳しようかばかり考えていたものだから、本当に、セーフ。
いや、ありがとう、岡野さん。というか、無料ゼミ。
簡単に解説です。
今回本当に助けられたと実感したものを紹介いたします。
参考書
出る順宅建士 合格テキスト。LEC東京リーガルマインドの3分冊。
色々な参考書がある中で、なぜこういう法関係があるのか、これを非常に丁寧に書き込んでいるのが素晴らしい。こういう利害関係があって、誰を助けたらいいのだろうかという説明の仕方。
「考え方」「状況把握」「落としどころ」
当たり前だが、各当事者の利害を「調整」するのが「法」であったりするもんだから、暗記して済む問題ではない。
特に、民法のはっちゃけた感じやら時代錯誤の感覚は、どうにかしろよと思いがちだが、それを借家法という「特別法」で強引に修正する。みたいなこの感じ。
こういうのを、非常にわかりやすく、案外のボリューム感と、図表でしっかりと説明してくれる。
本当に助かった。2周した。
で、これ。岡野の無料ゼミ。
5問づつ出されて、決められた時間(だいたい3分とか)内に正誤をクリックしていく。回答を送信すると、正誤が採点され、回答と解説がでてくるんだが、
この解説が凄すぎる。まぁ、権利関係においては、民法だからか、司法書士とか行政書士の方々が、解説を書く(そういう参加者が解説をしていくという、みんなで作り上げていく世界)。これが、異常に専門的。もしくは、こう覚えろ!など、
3000問以上あるもんだから、そのボリューム感たら、ない。
今年は、できてせいぜい1500問までだったが、感動したのは、問題文を読むスピードが倍になっていたこと。へーーーー。
昨年は、10問やると、猛烈な睡魔に襲われていたし、なにしろ、読んでいる途中で何度も気絶していて、時間切れになることもしばしばだったが、
今年は、凄い。これが、「発火点」というやつか!
写真の大きさがいちいち違っていてすいません。
みんなが欲しかった! 宅建士の問題集 本試験論点別
なぜ、これをやったか。直前に効果がある。
10月に試験だが、9月にやりました。
岡野のゼミの欠点は(たいした欠点ではないんだが)、関連付けて問題をとけないこと。ランダムで出題されるので、これがたまに刺激的にもなるし、疲れるところ。
そういう意味で、権利関係、業法、法令という3部を、カテゴリー的に問題を解きながらおさらいするのに、適しています。
さらに、1ページを使用しての解説には、何十年もの蓄積で培った「語呂合わせ」ものっていて、この語呂合わせは、役に立つのかといえば、お守りみたいなものだけど、知るべき内容を整理してくれるので、とても必要。
これをやりながら、参考書で戻り読み。
最後に言えるのは、岡野のゼミをとにかく、1日数分でもいいので、やってみる。
問題文に「慣れている」「慣れていない」というのは、致命的ですね。頭が、「このAがBのCに対する」という文に、素早く反応し、整理できるかが、鍵なんで、毎日やっていることで、慣れさせる。これ大事です。とても大事です。
不動産業界がどうなるか、は、ここではあえて問わず。頑張りましょう。