社会のことを知らなすぎる記者が煽り立てる持続化給付金の立て付け
当たり前に決まっているじゃないか。
素人を集めるしかないじゃないか。おまけにこんな巨額の「給付金」。普通の融資だって、1か月から2カ月。事前の相談を含めればかかってしまう案件だっていうのに、申請してからわずか2週間もかからずに振り込まれるなんて。
とはいえ、雑収扱いになるので将来的には税金で回収とかいう声もあるが、赤字だよ。
全国に400万以上もあるといわれる「法人」。バブルのころは600万社だったよなぁ。このうち、企業、会社といわれる法人は150万社程度。残りは個人事業主。
この大部分が襲ってくるわけだ。
仮に、200万社が襲ってきたとしよう。
1社あたり30分の「審査」とすれば、件数の延べ時間は、100万時間。これを8時間で単位すると、12万5000人。こういう人数が産出される。
日数を20日勤務とすれば、6250人。
これ審査だけね。
2カ月でやるとすれば3000人以上は、集めきらなきゃならんと。
そんで、3000台のパソコンやら、回線やら、その事務所やら、マニュアルやら、ユーザー側のインターフェイスやら受け側から決済側のリレーションやら、
気がおかしくなるくらいの「戦場」ですよね。
相当の「信用」がなければ、こんな「単発」「短期」業務に、設備貸し出してくれるところなんて、ありませんから。普通。やってみ?それこそ、「桜」でさんざんやった、ニューオータニに電話で聞いてみました「おいくらですか?」ってやつ。てむしろ、やれ、記者が、調べろ。で、検証しろ。する気もないのに煽るな。
審査側が素人ならば、特に個人事業者たる連中なんて、ど素人が多い。
法人格を持っていたとしても、家賃収入だけで食っていっている連中も多いだろう。これは非該当者なんだが、こんな内容なんて知っている方が少ない。おまけに電話オペレーターまで雇うってなれば、これも超ド素人の大集団だ。
だから、メールでのやり取りで完結させる。大事。
見やしねぇ。しかもPCからのメールなんてほぼほぼ迷惑メールに振り分けられる仕立てになっている個人事業主が多いんで、自分のあれを棚に上げ、「国はやる気あるのか!」「無駄なお金を使って!」って、まぁ、マスコミがよだれをたらしても捕まえたい「国民の声」が聴けというわけだ。あざす。
そんでこういうのを取材するのも、ほぼペーペーの記者だろう。
実社会経験が無いものを「教壇にあげて先生と呼ぶのはおかしい!」と言っている連中が、そもそも社会の実務経験が全くない。笑える。
融資も受けたこともなければ、決算業務をしたこともなかろう。した後の税金の支払いやら、還付の一連のイメージすらないんじゃないだろうか?
正直、4月、5月の売上。単月でOKなんて、笑っちゃうくらいの「ゆるゆる基準」をほめるべきであって、手書きでOKと言ってんだから、「チラシの裏やふせんに走り書きしたような記録が通った時は驚いた」というのは、PDFやらJPGでの添付なんで、紙は何だって良いに決まっているだろう。書くことないなら記事にするな。
この4月5月に関しては、決算書提出なんて決まりないんだから。ただ、直近の決算書はマストです。これは手書きなんてありえない。収受印も必須。事業概要書の2ページ目が必須。
ところが、個人事業主なんて、名乗っているだけで、決算組んでるの?っていう話で、これない状態で、くれくれ言っている奴も多いからな。
おまけに「会社名」と「通帳名」が違うと受け付けてくれないから、というか、この記者さん、そういうことわかっているの?
個人事業主さんは、多いよ、通帳名が個人で、会社名がしゃれな名前の方が。毎日メールチェックしないと、「振り込まれないわ!ひどいわ!」お前がなってことになるよ。
というより、この程度なんだよ。これをクリアできないって、むしろ、電通攻めてる場合じゃないでしょ。お前が教えてやれよ。公明党も共産党も、ここが一番のハッスルポイントだろう?何してんだよ。政局づくりしてんじゃないよ。
そういうお話。です。
こんな素人張りの下手な記事書いてっと、公共的な仕事なんて、誰も手をあげなくなるぞ。もう、公共事後湯も入札率を調べてみなよ、相当「未達」だよ。やるやついないから。
そういうお話です。
まぁ、「官僚」の作法を監視するなら話は別だよ。ちょっと経産省は、やっちまった感あるけど、政局にしてはだめだと思う。