A LOST AND FOUND

色々なものを失くしてきたような気がします。

「さしおさえ」という印字が通帳にされました。

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裁判所|民事執行手続

結局、一昔前に、自分が至らなくて、思いっきり借金を抱えてしまった件です。

 

 

現在も、迷惑をかけた相方が傍にいてくれるのも、多分、積み上げた借金、ほとんどが事業性のあるもので、例えば、飲み屋につぎ込んだとか、車に使ったとか、海外に違うおねーちゃんを連れて行ったとか、そういうんだったら、とっくにおらんかったと。

結構飽きっぽくて、なんてことを、平気に言っていたりして、結果がともわないくせにね。恥ずかしい限りで。今考えると。

一足飛びに、駆け上がるための方法ばかり考えていて、色んな老人やら、案件に出会っては、削らていって、

なんで、うまくいくって、簡単に思い込んでしまうのか。本当にあの時ったら。

議員会館に1年、足しげく通っては、「ネタ」不足に悩んでは、変な案件に手を出してしまったり。

ついで、忌まわしき連帯保証を、あらんかぎりしてしまったりで、今になって、もろもろの付けが、10年の時を超えて甦るんです。

 

で、本題。

 

いきなり「さしおさえ」をされました。

何の予想もしておりませんでした。

ドコモの引き落としに使用していた口座だったので、その分限りでしたが。

メガバンクだと、弁護士さんの力技次第では、こういう事態になります。

そもそも、唯一、個人の方、おひとりですが、迷惑をかけてしまいました。

出資をお願いしたんですが、借用という名目であるなら、と、応じていただいた経緯もあって、出資兼借用という形をとりました。まぁ、転換社債みたいな話で。

事業の成功は、当然ながら、自分らも、出資者も信じていたわけで、仕組みも出来上がって、寸前までいったんですが、ぽしゃってしまって。ごめんなさい。

 

2カ月前に、裁判所から呼び出しがあってのことで、主債務者さんのが、お亡くなりになっていて、驚きましたが、相続人が当然いて、相続されたらしく、随分多くの債務者になっていました。この社長さんが、資産家だった関係で、その後、全てを返済したと聞いていたものですから、衝撃的でした。

 

お亡くなりなった方が、資金提供を受けた会社の社長さんで、その時に二人三脚でいた専務は、ほぼご健在のようですが、もう、高齢で、もう一人の役員も、別件で、マンションを競売にかけられて、マンスリーに入られているとかで、無事な方が、なんだか一人もいなくて。1番若かった自分が、まだまだ浮上もできず、解決もできずにいて、情けない限りなんですが。

 

裁判に出席せずとも、「時効延長」の裁判ですから、結果は自明です。

で、さしおさえ通知は、当たり前ですが、「さしおさえ」が終わってから、債務者に通知が届きます。事前になんか届くわけがありません。でも、知りませんでした。

 

ネットでぐぐると、「さしおさえ」通知が届いたら、すぐにすること!なんてタイトルが並びますが、タイトルだけで知った気になっていると、当事者だったりした場合、かなり慌てることになります。

 

ある不動産の講習で、弁護士の方が言っていました。

「賃借人の退去時に、クリーニング費用とか、修繕費など、今は敷金などからとることはかなり難しい話になっています。が、取れる方法はあります」

といって、いくつか指導いただきましたが、

「よくネットに出ていないとか、そういうことを言われる方がいますが、家主側にたつ弁護士が、言う訳ないですよね。だって、ネットに出た瞬間、すぐに住人側にたつ弁護士に「対策」たてられますから」

 

そういもんですよね。

 

今回、初めて「さしおさえ」から始まって、時効に関しても、もう、ネットで相当数のページをめくらせていただきました。

一番正確に情報をとれたのは、なんといっても、地方裁判所でした。

そりゃもう、懇切丁寧に、なんでっていうくらい、教えていただきました。

そこでようやく、自分の不始末ではありますが、責任もさることながら、生き死に含めて、10年かぁ、まだまだ、やらなきゃならんと思った次第です。