読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

A LOST AND FOUND

色々なものを失くしてきたような気がします。

高度狭心症、退院しました。④

f:id:guripania:20170407094316j:plain

3日後に手術ということになりました。

本当に、こんなに早く片が付くのか、というくらい、あの冠動脈の血管閉塞。検査をしてから手術の予定を組むまで、1か月先とかそういう話も聞いたりしたものですが、検査、手術と、早ければ1週間で退院できる。

今の医療は、本当に凄いと言わざるを得ない。

手術では、検査と同じように、左腕の動脈を利用してカテーテルを挿入。この際に麻酔は左腕の手首あたりに1回。これだけ。

手術前には、左腕に「ざばざば」消毒液をかけまくって、これが冬場なんで寒い。さらに、X線で状態を確認するので、最小の部位のみを「さらす」感じなので、他の部位。つまり体全体には、X線を遮断するカバーをかけられる。「風呂の折り畳みのふた」みたいな感じのものを、パタパタパタとかけていく感じ。

 

カテーテルを挿入してから、いや、本当に早い。すぐに心臓の部位まで到着して、「かかり具合」とか位置とかを、裏でモニターを見ている他の医師と確認。

ステントの大きさと長さを確認して、看護師がステントを持ってくるんだけれど、もう、なんだろう、この辺はものすごく施工現場な感じ。色々と想像できる「神々しい手術の現場」やら緊張感は、無い。いや、肯定的に言ってるんだけど。

 

この辺の状況は、手術あとに家族を交えて、説明を別部屋で行うんだけど、見事に「開通」しましたね。最初、ステントが全開にならず、ちょっと苦労された感じはあるけど、すぐに調整して、いや、お見事です。

 

手術が終わると、まさに、「撤収」状態。もう、私関連で触れたりしたものは、ぐるぐる!っとまるめてでかいダンボールに、または医療廃棄物のタンクに入れられてで、いや、こういう消耗品だけでも、相当数の量。というかお金のかけよう。驚きました。

 

そういえば、病室において採血するにも、相当数の消耗品が出たりして、ここまでしっかりとやっても、院内感染するんだろうなと思うと、シビアなことです。

また入院していて驚いたのは、「可動式レントゲン」。ロボットみたいに大型の撮影機を、看護師さんがごろごろ転がしてきたときには、いや、ここで撮るの?と驚きましたが、すごいな。

 

いざ、退院という段になるわけですが、いきなり運ばれて、入院、検査、手術。そういう流れで、肝心のお金のことを全くと言っていいくらい失念していました。

手術終了後、社会保険なので、協会けんぽに電話をして(今どきの院内は、携帯電話はかけ放題です)「限度額適用認定書」の発行をお願いして、これがマッハで到着。これがなかったら、いいですか、この医療費は、請求書を見る限り110万円です。

それが9万5千円くらいになります。

日本、苦しくなるわけだ。

 

正直、いざ自分がそういう立場になると、この国のシステムの凄さに驚いてしまいます。こんな高度な医療が、この金額で受けられる!えらいことです。

まぁ、言っても致し方無いのですが、高齢者が本当に多い。うまく言えないのですが、全くご縁が無く、健康に生きていかれる方も多くいらっしゃると思いますが、ある年齢になると、こういう大病のリスクは間違いなく高くなります。

特に年齢が高くなって、身寄りもそう当てにできなくなる、そういうタイミングの際、この国の医療のけた外れの充実度は、もう、それだけでも相当の安心感あるバックアップに他なりません。

 

私の入った「大部屋」には、90歳近い高齢者が同室されていましたが、毎日のように息子やら娘など、家族が見舞いにきては帰っていきましたが、もう、病院があってよかった!感が一杯でした。

生かされる高齢者。こういう問題は同居する家族にも、支える同居者たちにも、解決のしようもない、他人が言っても致し方のない大きな問題があろうかと思います。

ただし、医療費が安くてすむ。一方で、医師、医療機関には、モチベーションを高める報酬、さらには機材などの進歩を含めたイノベーションが絶えず進む。一歩間違えれば、社会保障、丸ごと崩壊みたいなギリギリの状況ではあるんでしょうが。

 

今回は、いや、生かされました。金銭的にも、本当に助かりました。これから一生かけて薬を飲み続ける人生になりましたが、1か月5000円程度なんで、助かりました。

退院して、数日後に、尿路結石でものすごく回復が遅れましたが、今回は10日間もかかって、おまけに腎盂炎にまで発展しそうになって、本当に別の意味で「死にかかりました」。

さらに、10日間、寝たきりやったら、歩くだけで足が筋肉痛になりました!びっくりしましたが、回復するのに2週間、平気でかかります。本当です。信じられませんでした。宇宙飛行士が、1か月、リハビリするのは、いや、当たり前です。人間の体って、本当は、軟です!

ありがとうございました。