A LOST AND FOUND

色々なものを失くしてきたような気がします。

信越線報道に見る、「情報番組」の安易なMCのコメントに、もうなんだか「辟易」している自分がいる。

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この報道に関して、様々な取り上げられ方がされ、なにしろ16時間前後という想像を超える時間。乗客が、それも400名前後拘束されてしまった。豪雪の中。

JR信越線。JR東日本の管轄とWikiには書いてあったが、もう記事のトーンは「非人道的な対応」「信じられないマネージメント」といったものが多かった。

テレビにおいても「ミヤネ屋」における、「これは駄目な対応でしょう」という取り上げ、まさに非難一色な感じであった。

 

というか、豪雪。16時間。400名。閉じ込め。JR。もう、こういう単語が、非難を「想起」させるのに、当たり前のように「軽々しく」扱ってしまったようだ。

 

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その後、続々とネット上で、実際に災難に遭った乗客からのツイッターの投稿などから、単純な想像から、リアリティーあるイメージにつながり、

これは簡単に非難していい事件、事故ではなさそうだと、そして、JR信越線について簡単に調べてみると、

そりゃ、頑張って動かすわな。だって、1時間に1本しか走ってないやつに400人乗っていたって事実は、客も、運営側も「使命感」ばりばりにもっている奴。

写真をみても、もしかしたら、運営自体かなり「かつかつ」でやってんじゃないのか?余剰人員とかもなさそうだし、駅も「無人」という話。気を抜くと「廃線」とか、第三セクター運営とか、バスへの移行とか、そういう対象にもなりかねない?(すいません失礼な話をしてしまって)

 

そういうなんか、東京やら豪雪経験もなく、入り乱れて路線が複合的にある地域に住んでいると、あまりにも一方的なイメージで「いとも簡単に非難してしまう。」

これは、そういう安易なコメントをしてしまう「対象」では、どうやらなさそう。地域の事情とか、利用者の思いとかちゃんと向き合わって意見しないと、駄目なパターンじゃん。とか。

 

報道バラエティーじゃないか、「情報番組」として、もうこういう「安易な情報の取り扱い」が最近は多くて、

「情報の使いまわし」とか、安易なコメンテーターの本当に「安易なコメント」に毎日毎日さらされていると、あんなにリテラシーがどうのこうのとか言う割に、取材もせずに憶測で語ってじゃないの?という話で、最近、そういうの強烈に増えてない?

そういう風に見られているの、全然自覚してないんじゃないの?ご意見番みたいなコメンテーターが専門家でもなく、なんで知ったかぶって

 

若い連中が、テレビとか新聞とかのメディアから離れて行ってしまうのも、本当にやぶさかではないことなんだと、マジで思ってしまいます。

MCに頼り切る番組が最近非常に多く、安易なつくりに走っているんじゃないのかと思わざるを得ません。ニュースとして番組を真剣に、どうやって作っていけるのか。このコンテンツを安易に扱ってしまうと、中高年がいなくなってしまった時点で、もう、テレビ局自体の「使命」が終了しかねないと思ってしまうんですが。

ええ、信越線の事案を簡単に言っていると、いつのまにか同じ状況に陥ってしまうかもしれません。などと。