A LOST AND FOUND

色々なものを失くしてきたような気がします。

この楽天の考え方は、いわゆるインバウンド上での民泊とは違うんだよな。でもありです。

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www.nikkei.com

先行エアビーを追い上げ! というタイトルに笑ってしまいました。

ビジネスという観点から言えば、そういう目標なり、視点はあり、そう思うんですが、ええ、決して上から目線なんて態度で言うつもりはございません。ただ、エアビーがインバウンドの重要なパーツであるという理解があるのかしら?そう思っただけです。

なんていうか、日本人、民泊を使いません。

もう、本当に、そんな感じです。

ほぼ全員、外国人です。

そんな中で、7割が中国系、アジア系さんです。

確かに、海外旅行初めて!という外国人さんもおりますが、この先増えてくると思いますが、「はるかに神経図太い」という表現でくくらさせていただきます。

 

だって、何の信用も、安心も担保されてないんですよ?個人経営ですよ?

 

そういう意味で、信用と安心を最大限に、さらに、なんかあったら、けじめをつけられる組織であることを、なんだかんだ最大限に重要視する方々が多い、日本人ならではの要望。

stay.rakuten.co.jp

国内需要専門として、目の付け所は正しいと思います。

ただ、「仲介業者がこれまで手を出さなかった領域」に踏み出した。というとらえ方は、思いっきりそうかなぁ、と思います。

仲介業者とは、言い方変ですが、「予約サイト」のことです。

国内ではもう、知らない人はないという「楽天トラベル」ですが、そういう強力なヨヤクサイトをお持ちでいながら、楽天ホテル、楽天ホテル運営、マネージメントビジネスをやっていると、あんまり聞いたことがありません。

ええ、箱物作って、運営するなんて、結構骨が折れる作業。365日24時間ですよ、この人不足のご時世に。

 

そこで、民泊ですよ。

楽天ステイ」というブランドで統一感だして、予約サイトで強力に簡便化すれば、まるで「楽天ホテル」が、細かく、セルのように出現するではありませんか。しかも、「仕入れゼロ」で。

いや、誰もが思いついてしまうといったらなんなんですが、元から強力なブランドをお持ちな会社だからこそ、強引にできるビジネスだと、感心いたしております。

 

しかも、清掃も、対応も、すでに、こういう周辺事業、サードパーティーは、案外熟成されておりますので、楽天パートナーの名前を欲しがる会社なんてたくさんございます。ええ、下請け万歳です。

 

しかも、20㎡から30㎡にかけての、もう、しにたくなるほどのいわゆるワンルームから1DKの死亡寸前の「空前の部屋余り状態」。オーナーさん、もう、わらでもすがる話ですよ。

出来すぎた環境です。まるっとまとめられる話です。

 

エアビーにつけられた差をうめるために、なんて、どこをどう取材すると、そんなフレーズが浮かぶのか信じられませんが、そう思う記者もいるんですね。ええ、楽天は、国内需要者向けに、これをぶつけにかかっているだけです。しかも、今回は、下からからめ捕りにいく戦法です。下請けたくさんぶらさげて。

そもそも、そういうビジネスですから。

 

なにげに日本人って、信用、安心を、「均一サービス」に求める傾向があるんで。

個人的には、悪くない戦法だと思います。インバウンドではないけど。