A LOST AND FOUND

色々なものを失くしてきたような気がします。

施設建築、大規模プロジェクトを本当に実感としてわかっているのだろうか?

toyokeizai.net

政治家、ゼネコン、公共工事といったら、もう、誰でもすぐに「汚職」「袖の下」やら、ネガティブなワードが浮かぶ。

こういっちゃなんだが、すでに政治家といえば、私腹を肥やすのか、何の仕事にもありつけなかったから、「政治家でも」やるか、

思いっきりイメージが悪化しているなぁ。

あれだけテレビに露出し、テレビタックルでは「劇」までやってさえ、政治家さんが何を期待したのか、今となっては、物凄く「逆効果」。タレントにも及ばないそのセンスの無さだけ醜悪に映ったもんだが、

 

マスコミも、マスコミさんで、一方で権力の監視者たる風情で、オピニオンの自覚をもって発信するくせに、一方で「読者の知りたいことをニーズに応え」と、素人も同然のやっつけ記事を連発する。確かに、権力者なるものを引きずり下ろし、民衆の発言力を増すことに成功した感はあるが、

面白いもので、権力者の地盤沈下は、そのまんま己の地盤沈下を招き、

もうテレビのニュース番組は、ほとんどバラエティー化が激しくて、コメンテーターもポジショントークに徹するあまり、何のことない、

そろいもそろって、「知性」「権威」の低下に加担しながら、結局、己の「知性」「権威」の低下を招いている。

 

そういうことで、今回の豊洲から始まって、五輪施設の建築費用

前にも書いてはみたものの、これだけ大きい土木工事。今時、ある程度の予算(余裕)もたせて、オールグリーンの確約をもらわなければ、ベンチャーだろうがピンだろうが、やるところありません。むしろ、やりたくないでしょう。多分。

当方も、たわいもない修繕やら改修工事、どんだけの会社に断られたか。

誰かの紹介がなければ、工事ができないなんて、思いもしなかった!

 

スーパーゼネコンさんの事務所に出入りすることがあって、(というか、現場、現場でチーム編成されるので、本社や支社に自分のデスクが無い!凄いよね)そこの「総務?」さんとよく話をする機会があったんだけれど、

もう、毎日が色んな意味で修羅場。

民間の仕事だけど、中国と違って、1日にかけられる人数が半端なく少ない。

納期に間に合わないと「請負契約」上、ずれた分の利益保証しなければならないらしいから、納期まで後1年!にかけては、日に日に現場がやつれていく感じが凄かった。

規模がでかかったんで、出入りする協力会社も半端なく、というか、今時の「建築」はどんな「受注」でうけたにせよ、1社でなんでもできるなんてありません。

全て、各専門業者が仕様に合わせて出入りし、皆さんがよく言う「下請け」って話、立派な企業が共同事業体として「参加」しているので、イメージとしての「下請け」って、一部本当に自覚的にあるんだろうけど、悲惨な搾取を前提にした感じはないですよね。

 

まぁ、ゼネコンへの「なんだかわからない」的なイメージや、なんとなくの「嫌悪感」が噴出して、中間搾取やら下請けとの共謀による2重取りやら、そう思ったら「悪い奴」イメージから抜けられないよね。

小池都知事、そういうからくりを暴いて、利益をむさぼる「悪い奴ら」を早く見つけて、「私たちの税金」の無駄をなくしてね!という流れはわからなくはないけど、本当に精査して、見つかるのかしら?

 

頭の黒いねずみをしっかりと見つけないと、来る2020年。環状2号線における地上迂回道路の、予測される大渋滞。小池さんの「レガシー」になって、日々語られることになると思う。そうならないように、頑張ってほしいし、ご自分の集めた専門家集団の責任にしてはならない。と思う。

嫌ー、それ嫌、私も嫌い!本当、そういうのはやっつけたほうがいい! けど、それなんのこと?という流れが多い気がする。

hamusoku.com

時事ネタに食いついて、何かをしようとは思わないんだけれど、思っているのは否定しないけど、どっちなんだろう。

 

とはいえ、切り取りの仕方で、がらっと世論が動く。最近は本当にこういう流れが多い。

正直、この記事を読んで、別の記事にも目を通したんだが、個人的には、「血のにじんだリンク」は嫌だ。という生理的な嫌悪。

これが、今回の最大のポイントだと思うよ。特に脇に立体的に氷漬けにした魚が、どうみてもそう見えるし、エッジで「削られた」ような箇所を「覆いで」隠したような画像、はまさに最悪でした。

 

死体への冒涜とか、粗末に扱うとか、発言する側として、そういう「立場」を獲得できる便利なワードの一つなんだが、

最近の絶対正義からの発信は、容赦ないよね。

当然世の中的には、色々な考え方も、こちらがわかりようもないそれぞれの事情もあったりするんだが、

まったくもって、この「騒動は」、ほぼほぼ「頭悪いんじゃね」という「色」が濃くて、企画したスペースワールドさんも、「はっちゃけた企画の一部」とはいえ、「俺たちやらかした?」とか「全然空気読めてなかった?」とか「そもそも全国規模でジャッジしてもらうほどの施設だった?」とか、相当に「悶絶」されたんだろうな、

という感が強い。

「アホな企画」とかなり、自覚をもっておやりになられたようで、今回、コメント暴風雨のごとく浴びせた方々は、「行ったこと」無い方ばかりだろうと思うし、

いや、言い方悪かった。行かなければ「言えないのか」という非難は、予測しなければいけない最近のセオリーだし、

簡単に言うと、全国的に言うと、知っている方がおかしいくらいのマイナーな施設だし、だからこそ、ローカルな「取柄」としてやっちまった企画なんだろうし、

ある意味、相当、企画発案の段階では、のりのりになれる(つまり数年に一度の、天から降りてきたごとくの企画という意味で)ものだったし、

この(今回のは全国的なジャッジとして犯罪級だろうが)施設の発案力やら、実践力やらモチベーションやらは、なんとか、頑張ってほしいところ。

ええ、自分は行きました。

ハーモニーランドも行きました。

こういう言い方すると、相当批難されると思いますが、「行くまで知らなかった」

サンリオピューロランドは、ほぼ、初手から行っていたのにもかかわらず、こんなところにサンリオが!というくらい、20年以上前のことですけど。

今はどうだか知りませんが、本当に、メジャーな首都圏の施設に比べると、そのお金のかけ方から、運営者の割り切り方?普通の方がやってんじゃねえの?という感じは、そりゃ相当見てとれました。

だからどうしたんだよ、と言われればごめんなさいなんですが、

 

簡単に言うと、この「件」について、相当の批難がされましたが、どこの施設で、どこにあって、どういう感じなのかと、わからないで、内容だけに反射してコメントした方が多かったんじゃないのかと。

 

最近は、こういう脊髄反射的な瞬時の炎上が、SNSなどのシステムの速さもあろうかと思いますが、やたら目につく。

すげぇな、と思うし、怖いよね。本当に。

フランチャイズに関して、だらだらと書いてしまいました。個別に書けばよかったかなぁ。

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フランチャイズ FCですよね、ご興味あります?

なかなかハードで、体調も芳しくなかった11月が終わろうとしております。

書こうとすると、こういうネタはあっちこっちに膨らみ過ぎて、収拾がつかなくなることが多いので、シンプルに言いたいと思います。

毎年、毎年、東京ではお台場だとか、池袋のサンシャインだとか、フランチャイズフェアと称するものが、色々と行われる。

起業したい、独立したい、副業したい、事業部をつくりたい、それぞれのご意向があるかと思います。

まぁ、昔に比べると、本当に色々と業態も含めて、数が多くなっておりますね。

①基本的に労働集約型が普遍

簡単に言うと、己の体を使ってなんぼ。という実にシンプルなものが主流。

資格じゃないけど、技術、技を身につけて、「引く手あまたのお客様が待っています!」なんて世界にどうぞ!という話。

修繕系とか便利屋さん系とか

これは、FCにはうってつけ。ちゃんと教えられる世界があるわけだから、FCにとっても「ロイヤリティー」やら「加盟金」やら「教材、指導料」をとることに後ろめたさはゼロです。

後は、本部が、しっかりと客付けできるのか。売り上げも経費もやったことのない人間に、帳簿をつけて、管理業務をさせることができるのか。これが問題。

大概、仕事に対して、にこにこ現金払いが多いので、このシステム。これで身を滅ぼす方が、案外多い。

この売上金。その場で、その日に使っちゃう方が多いんだよね。しかも、売り上げの認識が薄いから、領収書ですら複写タイプにしてないから、あとで、収支が全然把握できてない結果に陥る。

最近のFCは、こういうところを、かなり面倒みています。

②それは営業代行じゃん

こういう素材があります。こういう特許製品があります。各県に1社です。

とかね、商材を仕入れる。パンフレットを購入する。などなど、色々と本部は面倒をみては、お金を多少要求しますが、要は、こういうの、お金を出させて、営業マンを雇う。お金を出させて、支社を作らせる商法。かと。

いや、実にたまらないシステムです。

求人費でそれこそ営業マンなんて、どんだけかけても全然採用できない。入社させても、できる営業マンに「高額なインセンティブ」払えない。いや、むしろできる営業マンはいない。ルートセールスだって、結構営業力いるのに勘違いしている人間多すぎ!

だったっら、FCじゃん!お金貰ってやる気のある人間が採用できる!

だって、本当に特殊でアドバンテージある商材だったっら、自社営業にこだわるはずだし、代理店契約の方が楽だし。なんでFCなの?っておもっちゃうんだよね。

なんて、言うと怒られるかな。

③店舗型

飲食やら、コンビニやら、変わらずお盛んです。

これはそれなりに初期費用がかかる訳で、おいそれ独立起業を!という話にはならない。

最近はエクスサイズ系のFCがお盛んですが、機械を使ってのゴリゴリ系か、適当に場を提供する24時間系とか、アメリカ発祥とか、エリア制とかいろいろとこなれた宣伝文句が乱舞しておりますが、

1階、路面でなければ、ほぼほぼ無理です。こういうの。半分はなくなるな。

また飲食系では、海鮮をメインにした居酒屋タイプのものもありますが、素人さんがいきなり手を出してはなりません。

最近は、しっかりとしたセントラルキッチンを持っていない、独自色を売り物にしているところが出てきておりますが、これが曲者。

飲食でセントラルキッチンをもっていないということは、仕入れた商材を全部自分で捌け、下ごしらえも自分でしろ、もしくは、自分で仕入れろ!そういう話ですから、

怖い怖い。

メニューらしきものは提供します!とか言っても、結局は店内ポップメニューが中心にならざるを得ない。そうするとこのチェーン店は、全店オリジナルメニュー!

客として、こんなに不安な店はありません。行った先々で、目安の料金が不明だし、計算がたちません。やばいよねぇ。ここ、大事ですよ。

もう一つ大事なのは、独自色を出せます!という文言に注意!

FCの売りは、事業計画から、市場調査まで、しっかりと「予測」そして「提案」さらに「指導」してくれることです。

こういうパッケージがあるんで、お金をとれるわけです。

だから逆に言うと、お前の予測とやり方で遺漏なくおこなったのに、なぜ結果がでないんだ!という反撃もできるわけです。

言いたがりの人間は、結構、自分の考えを織り込もうとか、自分が今までいた仕事のノウハウを移植しようとか、色気やら、我慢ができない!が多いんですが、

もし、このシステムが曲がりなりにも成功した場合、このFCは成功ですから、次に向かうときの「汎用性」が確保できたわけです。

最初から自分の意見を混ぜ込んでしまうと、何が何だかわからない。そういうことに陥って、本当に次につながらない!

 

やるんだったっら、相応の「リスペクト」と我慢して「生徒」の役を存分に堪能すること。これ大事。

FCを向かう時点んで、そもそも己の「個性」とか「尊厳」とか要らないから。勘違いしてはだめだよ。

ああ、まただらだら書いちゃった。もっと遠慮せずに個別にやればよかったかなぁ。

すいません。

助成金。人材育成コースをやってみた。

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www.mhlw.go.jp

人事、総務を担当していれば、一度は聞いたことがあるはず。

キャリアアップ助成金なるもの。

非正規雇用者を正規雇用者に転換するということで、東京では一人当たり50万円から60万円もの「助成金」が国から支給される。ええ、返す必要の無いお金です。

もちろん、会社に支給されるんです。

 

よく、アルバイトだとか、パートさんという名目で各種統計には、正社員以外の表記が色々と紹介されますが、

雇用保険管轄においては、「有期雇用」か「無期雇用」かが大事で、次に、週の労働時間。こういう分類しか、基本的にはありません。

勝手な自分の理解では、正社員と呼ばれる雇用関係は「無期雇用」で、それ以外は、どんな呼称を使用したとしても、有期雇用関係ということで。

有期雇用というのは、その名の通り、「更新」が必要な契約で、もちろん儀式なく自然延長もあるのが普通で、大手などは、2カ月の雇用契約を結びながら、1カ月以上開けて再度有期契約を結ぶことで、社会保険雇用保険から逃れているケースもある。

 

さて、この助成金は、キャリアアップという名がついているが、簡単なのは正規雇用転換といわれるもので、有期雇用から無期雇用への転換ということになる。

ここでは多くを申し上げないが、無期雇用となると、この日本では「正社員」ということになり、様々な感覚的な「制約」が会社にのしかかる。

感覚的なというのは、すでに厳密には、日本では、正社員であろうがなかろうが、労働者の地位と立場は相当に守られているわけで、あえていうと、社会保険やらの「法定福利」を労使双方で「負担」するのか、したくないのか程度。

それでも、健康保険やら年金の「くくり」を最近では、「保険税」「年金税」と呼んで徴収必然を正当化しているし、「みんなのためです」とアナウンスして「加入基準を入りやすくしました」ことになっているので、正社員との違いは、ボーナス?だけ?

 

さて、この助成金。人材育成というのは、OFFJT。要は、しかるべき機関において、研修をうけさせ、さらにOJT、現場で研修アンド業務をさせて、その時間数分の助成が出るよ。という制度でして、1名あたり、60万円くらい理論的には出る。

 

詳細は、上記WEBで読んでね。

 

①人材育成コースの難易度は相当高い

コースがあって、OFFJTという研修を6日間、もしくは9日間。さらにOJTとして48日間か81日間。平均コースで合計約400時間。MAXで合計約630時間。

どお?イメージできます?なんのことか。

1日8時間勤務として、その81日間、OJTとして研修させながら業務をさせる。

OFFJTの研修は、そういう機関に放り込めばいいわけなんで、会社的には研修費の負担をすればいいわけなんで、イメージしやすいんだけど、

自社内で行うOJT。約380時間。これどうすんの?

 

②労働局でキャリアコンサルと面談

対象労働者が最初に通る関門が、このキャリアコンサルとの面談だ。

初手に「ジョブカード」という履歴書みたいな書類に色々と書かされるわけだが、これをもとに、キャリアコンサルという「資格をもった一般人」が、ねちねちと、本当にこの研修が、あなたのためになるのか。過去の履歴に基づいて、覚悟と、「本当にここの労働者」かをジャッジする。ここ大事ね。

 

③研修開始

最初は、楽なイメージだった。

研修機関も相応のレベルのところだったし、まぁ、こういう研修もあってもいいかな、会社らしいシステムかも、なんて労働者もいい気分転換にもなろうかと。

ところが、こっからが地獄だった。

約380時間もの「社内研修」。日々のレポートが必要なわけで、当初の説明では、難易度は高くなく、当然、こういうのを専門に行う「委託会社」に丸投げしていたんで、高をくくっていたんだが、

日に日に状況が「苦しく」なってきた。

 

OJT実施状況報告書の作成

当初は委託先のフォーマットがあって、それに順じて日々の作業報告を埋めていく感じだったが、1日8時間。

「今日はこういう研修を受けました。大変勉強になりました」

なんて報告が、次第に通らなくなった。

マネジメント研修。対人業務研修という2本立てで計画を「立てて」いたんで、

「マネジメント研修」では、こういう研修を行って、

その研修では、こういう指導を受けて、さらにそこで学んだことでの感想と反省はこうで、など、より具体的に踏み込んだ報告を書かされることになっていった。

当たり前だが、こちらは約40日間のカリキュラムを事前に組んでいたんで、これを委託会社の説明を鵜吞みにして丸投げした会社は、ほぼほぼ死亡したんではなかろうか?

 

⑤なんだこれ

やり始めてからなんと1年半!ようやく審査が終了。振り込みされました。

すげぇ、長期間。とっくに忘れていました。

簡単にいうと、行政にしても会社にしても、相当手間がかかる制度で、

特にこの制度は、大手のそれなりに教師役を務める担当官含め、「余裕あるリソース」があろう企業でしかできない。

べたで労働者にはりついて、マンツーマンが前提の研修をなんだかんだで2か月間やりおおせる中小企業があるのかって話。現在では、研修者も担当官も、それぞれ「自筆」での作業報告が必要になるので、相当の作業レベルになる。

 

労使に、相当に負担を強いて、その評価ができようもないキャリアコンサルなる一般人が審査するなんて、いかにも「なんかいい感じでシステム」作ってみましたという、いつもの行政の御発想で面白いんだが、

正社員の数を増やす方策としては、正規雇用転換で、どばっとお金をばらまく制度に集中するのも理解できる。が、この手間暇が「鬼のようにかかる」人材育成も、よかれと思ってやったはいいけど、

大学入試において、センター試験マークシートにせず、全部論文やら自筆の穴埋めにしたら、どんだけ採点に時間も金もかかるんだと、同じ話で、

あとからあとから、どんどん審査の内容を変えては、「不正防止」に走るのは、いかにも「制度ミス」といっても過言ではない。やるんだったっら変えるな。

こちらの負担も考えて、できる内容もあれば、難しいならやらないという判断を、やっている最中に迫られるのはいかにも辛い。でも、みんな頑張りました。やりおおせましたよ。忘れていたけど。

今回は、長いけど、こういう話でした。ごめんなさい。

何の情報も入れずに見たけど、素直に思う。すごく頑張って作られた、面白い映画でした。GANTZ:O

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(C)奥浩哉集英社・「GANTZ:O」製作委員会

GANTZ:Oを見てきました。

10月14日に劇場公開され、すでに1カ月以上経ってしまって、慌てて見にいきました。

アニメーションと聞いていたもので、すぐにその気にはならなかったのですが、相方が実写版をどちらも、なぜか見ていたということもあって、やや引きずられながら行ったという感じでした。

 

はい、とても面白かったです。

 

フルCGという情報も仕入れていなかったので、ちょっと衝撃でした。違和感なかったですね。

ディズニーのアニメーションを見慣れていたせいで、そもそもの感度が大幅に上がっている状態があったもんですから、日本で、こういうのというと、直ぐに嫌な感じが先に立ってしまうんですが、

細かいことは抜きにして、映画に「入り込むことができました」。

 

もともとGANTZは、オンタイムで単行本にて話を入れていた時期があったもので(すでに手元には無いので、ストーリーの世界観程度は理解できている状態)、いや本当に、マンガとは違って、異星人とのバトル、武器、スーツなど、どれをとってもリアル感が半端なかった。

 

もちろん全く知らないで、この世界に飛び込んだ方もあろうかと思うが、知っているこっちだって、その辺はよくよく考えないでいるわけなんで(笑)、なんで?と言われたくはないんだけど、

主人公の置かれ方が、きっちりと描かれていたので、主人公にシンクロしながら、うまく入り込めるようにしたのには、脚本、うまいなぁ、と。(当然、設定が違うんだけど本編と)

 

トーンが暗いものの、ソリッド感が十分で、全編を印刷したら、相当のダーク系のインクが無くなるだろうなという色彩だが、CGだったら、大丈夫か!

細かい色調も含め、綺麗だし、GANTZチームが持ち込む武器の綺麗なこと、綺麗ないこと。原作者も、きっと喜んでいるんじゃないのかなぁ、と勝手に思ったり。

 

また、本編(マンガ)でも、異星人とコンタクト後、バトル中であっても、妙に間の空いた時間があって、状況を受け入れられないニューカマーがそのタイミングで、正気に戻る感じで、パニクルのがお約束になっていたのだが、

この間を使って、個人的には饒舌かな、と思わせるラブストーリーを、うまく這わせて、本編とは違った設定に仕立て、最後まで、しっかりまとめあげたのには、ちょっと拍手でした。

 

もちろん、この映画を見て、謎を含めて全てが解決する大団円というわけではなく、で、この後、何がどうなるの?という話なんだが、

そもそもがアナザーストーリーで企画されたわけなんで、そういう意味では、初心者には敷居が高いかも。

バイオハザードも、次回が「本当にファイナル」ということらしいけど、とりあえず、オープニングにそれらしき導入をいれてくるけど、GANTZはあえて入れてないよね。

でも、GANTZに限っては、入れらんないよね。この段階までは、全員、作者以外、原因もその出そうとしている結果も、知らないんだもんね。ありのまま受け入れるしかないもんね。

 

最後に、見た後、数日、引きずっている感じ。夢にまで出ている感じ。なんだろう、素直に面白かったということなんだけど、GANTZロボ、恰好良すぎて、パシフィックリムに出てくるロボットよりも、この1体で、感動してるし、うーーん、言葉見つからないなぁ、もう1回みたいな。

得票数からみると、どちらも支持者を増やしていないので、勝ったことに特別な理由はいらないんじゃないでしょうか。

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適当な記事を見つけることができなかったので、文字でしか表現できなくて、力ないし説得力ないかもしれないんだけれど、

得票数

日本でも、いくつかの選挙がって、その都度メディアは「民意」とか、「逆風が」とかお得意のキャッチで飾るんだけれど、

今回の選挙は、あまりにも衝撃的すぎて、メディアやら市場の狼狽ぶりが凄かった。

個人的にも、普通に言って、クリントンさんが勝つんだろうと、そう思っていたわけで、今回の結果なり流れをみていて、自分は「相場師」には、全く向いていないんだと悟りました。

例のイングランドのユーロ脱退に関しても、読み違えていたし、つまるところ、ごくごく普通の人間なんだなと、まぁ、そお思う訳です。

 

今回の得票数は、ご存知の通り、クリントンさんの僅差で上回っていたわけで、

59,943,017 クリントン

59,705,048 トランプ

わずか0.004%の、差とはいえ、選挙人の獲得数に勝ったトランプさんの勝利。

 

その理由とか、原因とか、様々に語られ、記事にまとめられていましたが、

2012年 大統領選挙 オバマさん ロムニーさん。

61,713,131 オバマ (民主党

58,504,025 ロムニー (共和党)

 

2008年 大統領選 オバマさん マケインさん

69,498,215 オバマさん

59,948,240 マケインさん

 

こういう数字を見ると、2期連続で民主党が政権を運営していたことが、結果的に、よくなかった、数字をとれなかった。

なにしろ、上院、下院、どちらも共和党が握っているわけで、オバマさんが絶望的なレイムダックになっている中で、防戦一方の民主党に勢いがあるとは、とても思えない。

 

日本と違って、双方が入れ替わることが多いアメリカの議会制度なんで、日本でも、自民党に飽きたから、民主党にやらせてみるか!という、そういうのとは、幾分違うと思うけど、

 

そういうバランスは、この国にとって、普通のことなのかもしれない。

 

だって、6000万票前後!

この10年、ほとんど変わってないんだよ、得票数。

ざっくり言って、共和党、民主党、それぞれの支持者、

6000万! てことで理解しておくと、

今回、クリントンさんもトランプさんも、巷間で言われているように、これが勝因!とか、待望の!とか、捨てられた白人層の怨念が!アメリカの闇!とか言っているけど、

 

どちらも、普通に「上積み」がなかったってことでいいんじゃないでしょうか。

結果的に、顔をあげてみたら、トランプが勝っていた。

 

というか、どちらも、「負けていた」という話なんじゃないでしょうか。

勝ったことに、それほど、おおきな理由はないんじゃないでしょうか。

 

というか、どちらも、嫌われていたという、初めからの論評通りの結果になったということを、理解していた方がよいのではないでしょうか。

DlifeのCSIシリーズは、普通に面白いし、ヘー、アメリカってこうなんだと勉強になります。

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この1年間、夜の時間は、ほぼこのDlifeを見ておりました。

地上波が終了して、さらに、移行期間が終了し、全くもってブラウン管のテレビが死亡した際に、ようやく購入した液晶テレビ

当たり前だが、画面の大きさに驚き、コンテンツの多さにげんなりし、と、よくあるパターンを踏襲し、いきついたチャンネルがDlife。

何しろ無料。吹き替え。

特に、日本でいう「科捜研」。CSI(クライムシーンインベスティゲーション)。

シリーズもの(エピソードっていうんだよね)として、1話完結。

ただ、無料ということもあって、最新のシリーズではなく、ものによっては、随分小道具が一世代前だったりして、最新シリーズは望んじゃだめだよねぇと言い聞かせはしているが、

時折、繰り返し、同じエピソードが放映されることもあり、番組の編成に「慣れない」こともあった。多いときは、2週間で、同じエピソードを曜日やら時間帯を変えて、3度見たこともあるし、春に見て、秋に同じシーズンを見たこともある。

仕方がありません。無料だしね。

死体1体で、日本だったっら番組一つ作れるんではないか?

と思うくらい、食事中に見れない。日本では、ほぼそのまんまの死体が、エキストラさんで成り立っている感じがあるが、あのこだわりと質感から、あらゆる腐敗のありかたも含めて、リアリティー度を極めている。いや、度を越している。

お金のかけ方が違うと言えばそうだし、有料放送の風土が違うと言えばそうなんだろうけど、

脚本をとってみても、主人公以外の登場人物のキャラがしっかりと立っていて、それぞれに伏線やらストーリーがあって、ちょい役感がまるでない。まぁ、気合の入り方が違うわな。

犯罪者が肉親にいる

いろんなシリーズがあって、いくつかを見ているんだけど、州警察からFBIい至るまで、要は警察なんだけど、登場人物の関係者に、犯罪者が結構いる。

さらに、本人までも、昔はギャングだったり、薬物に手を出していたり、

日本では、まず、採用されない。

親がシリアルキラーとかだったりすると、本人自体が血筋を呪うほどに社会から疎外されそうなもんだけど、本当なのか、アメリカでは関係なさそう。

警官どころか、公務員的な職やら、そうね、民間でも日本では無理筋かもしれない。

普通に、登場人物のストーリーとして、特に後ほど回収させていただきますとかそういう色気もなく、普通に、その人物のキャラクターの一部として採用されている感じで、そういう国なんだなぁアメリカは!

セラピーが普通

とにかく普通。日本では食事シーンやらで緩急をつける、そういう場面でも、普通にセラピーのシーンが入ってくる。

普通なんだ。あっちの国では。

特に悩みとか、思いつめたとか、そういうんじゃなくて、「気分転換」に訪れる感じがまるで違う。

カウンセラー自体、学位をとった高級な専門職といったクラスらしいんだが、有料としても1回1万円前後程度で受診できるらしいので、なんだろう、システムとしてとても有効なんだろうけど、

日本では、今なおもって、こういうのを気軽に受診できる感じじゃないよね。受けたら最後というか、そもそも「病気」というスペシャルランクに相当させてしなうよね。

社内恋愛が物凄く盛ん

署のガバナンス、どうなってんの?というくらい、どのシリーズでも、どの主人公であれ、「現場調達」。事実は違うのかもしれないけど、ドラマとしての作りなのかもしれないけど、奔放ですね。

特に、「BONES - 骨は語る -」のサローヤン所長に至っては、もう、手当たり次第という称号さえなんだが、全くと言っていいほど、下品でもないし、淫らでもない。

現場調達なんだが、そのものはしっかりとした仕立てがされてあって、いやいやそれは無理筋でしょという違和感はない。数が多くても、「違和感はない」。

 

個人的には、ハードボイルド調の CSIマイアミシリーズ。ホレイショが大好きなんだけど。

CSIの捜査官としては異色で、とにかく撃つ、撃つ。

「これが俺の宿命なんだ」「燃えろ、燃えろ」とか、CSIニューヨクのマッケナの求道者的な仕事ぶりとの対称さが、笑える。

 

CSIの捜査官は、普通に捜査中、銃撃戦がおこります。このあたり、日本の科捜研とは扱えるストーリーが、段違いに豊富になろうかと思います。

アメリカの雰囲気が、結構、素で感じ取れるので、個人的にはそういう角度からも重宝しております。行くお金ないけどね。