かぼちゃの馬車にはちょっと期待していたんだけど、中身をみると、新しくもないモデルだったなぁ。
かぼちゃの馬車のビジネスモデルを、しっかりと理解していた訳ではないが、シェアリングビジネスというものの可能性を感じておりました。
民泊新法が本年6月から、という事実の中で、営業日数への制約というのが非常に大きくクローズアップされているが、じゃぁ、「規制を逃れる」方法はあるのか?
そういう中での「ビジネスモデル」であった。
もとからウィークリー、マンスリーなど、着の身着のままその日から生活できる。
水道光熱費を、管理者側がおさえることで、つまり、借主の「名義」にさせない。そうすれば、「滞納」イコール水道光熱費を止めることで、強烈な抑止力になる。
ビジネスモデルとしては、初月度の手数料がかからない。普通の賃貸契約であれば、敷金、礼金、仲介手数料、前家賃など、そりゃ、一時期なんぞ6か月分かかるという、非常に流動性を拒む、不動産屋に「恨みしか」残らないシステムだったんだが、
サブリース物件ということで、
自己所有物件。これは、業法に入らないので、大きなこと言えば、「契約書」すら無くても良い。宅建士がいらない。
逆に言うと、「仲介業者」に任せにくい。自分で客付けしないとならん。行ってみれば専属専任物件みたいなもので、まぁ、そこを省いているんで、
2万円程度の手数料があれば、その日から、その部屋で暮らすことができる。
そういう「駆け込み需要」にも特化できるモデルなんである。
まぁ、初期費用がかからない。
家具が付いている。テレビとか、冷蔵庫とか、事の次第では、ベッド、マットレス、布団まで用意されている。
もちろん、電球の取り換えから、家具家電の故障やら不具合も、管理者側がもつので、「壊れました」という連絡で、たいてい片が付くので、女性には受けるかもしれません。
ただ、7㎡で4万円。共益費1万5千円。
共益費というのは、先に言った水道光熱費の実費分という話で、
まぁ、ちょっと、コスパ悪い感じですね?でも、バストイレ共同、キッチン?無し?これは意外だったなぁ、部屋数重視で、省きすぎ!という気もしないではないけどね。
なんだけど、システムみると理解できるんだが、1年以上住み続けると、意外や意外、普通の「賃貸借契約」で入居したほうが、トータルコストが特になる場合がある。
要は、2年で丸っと、「元が取れる」そういうシステムなんで、この手のものは
長期継続使用に「不向き」。
ということは、始終、利用者が「流動」してしまう。
客付けが大変だぁ、そういう話になってしまう。
そんな中で、800棟1万室ですか?いやぁ、この数年で一気の物件数!こりゃ、シェアリングビジネスで、長期継続を目論むような話ではなく、
むしろ、大東建託のような、「相続対策」としてのアパート経営をダシにした、サブリース契約。その「変形版」だったという、建売不動産屋であって、ソフト屋さん、コンテンツ屋さんではなかった、そういうことなんですね。
うまくやってほしかったなぁ。