物流は倉庫の最先端ではなくて、本当にドライバーさん命。色んな意味でアマゾン独自配送興味津々です。
本当に、興味津々でございます。
ビジネスとしてのフレームなり考え方として、物凄く理解はできるんですが、このご時世、物流に携わる方々なり、この世界にご興味をもたせるなり、要は人をどれだけ集められるかという作業を解消する方法があるのか無いのか。それを抜きにしてヨーカドーなりヤマトを出し抜いて、アマゾンが抜け出るという話。
大変興味があります。
アマゾンの手法は、どちらかというと、佐川系の手法で、これ、相当広範囲でドライバーさん動かなければならないんで、結構大変で、勝手ながら人集まるのかと心配です。
はい、行く末、非常に興味あります。
ええ、西濃さん、今度こそ、頑張ってほしいものです。ドライバーさんの質がはなはだ芳しくないので、リテイルの作業をどうこなされるのか、興味がありますね。セブンイレブンさん。頑張ってください。
この世の中の情報の「流通」が、ネットなどの手段により、少しづつでもよりバイアスがかかりにくい、事実を入手できる環境ができつつありますが、一方でリテラシーをどのように身に着けるかも同時に必要な作業です。
というのは、この世の中の大多数のメジャーと呼ばれる「報道」においては、どうも、進んで「デフレ」を賛美するような傾向が多く、値段が上がる、すなわち、これは必要に迫られる、とか、経済合理性に基づくものであっても、「誰かが儲けている」すなわちけしからん事態だという、そういう否定的な印象で、一挙両断する傾向が極めて高い。
そうなると、はるか昔から郵政合理化などにみられるように、配送関係は「儲からん!」、今のままでは。
そういう話がいくつも展開されていて、それなりにシステムをハイテクで、どのように合理化できるのか、もう、「求道者」のように追い求めては、コストを下げていく日々の連続で、幹部がのうのうといい暮らしをしているなど、いつの時代だ!という話で、どこの物流も、一瞬でも気を抜いたら、「もう止めようか、こんな仕事」というたぐいの話になりかねない。
そういう話の展開には、どうにもならん。今やっていることを何かの理由にしてかえることは、変えようとしている側に問題があるか、怠けているか、もっと、腹黒い別の理由があるはずだ!
もう、この国は大概そういう話が大好きで、いつもそんな感じ。いい加減にしたらいいよ。
昔であれ、あの「重たいもの」は佐川。「軽いもの」はヤマト。なんて軽口叩かれる棲み分けはあったものの、1年で家の「頭金」は軽く稼げると言わしめた佐川は、労働環境やら労基からさんざん社会的に叩かれ、普通の給与に転落してしまったのは笑えた。
また道路法の問題で、物流会社の車であろうと、駐禁がとられるという事態に、「気合で乗り切るしかない」という佐川に比べ、拠点を増やし、自転車と荷車で対応したヤマトなど、涙ぐましい対応があった。
佐川は「相当」の体力と体の強さが無いと、本当に務まらない。物流を軽く見てはいけない。一方で、ヤマトのロジスティックセンターにおける、非常に細かい労務管理から、荷物のまた細かい仕訳。何人の人間を雇いまくってんだという世界。
表で配送している人間の数のその倍は倉庫にて、物流の仕訳と手配をしているんじゃないかという世界は、ほんと、報道では全く触れられていない。
確かに個人向けの値段があがるとか、色々といわれているが、法人向けなり法人が安い理由は、BtoBが多いこと。
一番手がかかり、面倒で、しかもいちいちうるさいのは実は「個人」。
法人はまず、必ず届けられるという安心感があるが、個人は、その個人がたとえ指定したとしても、届ける時に本当にいるとは限らない。そのくせ、指定時間がアバウトすぎるとか、思ったよりも早く来たけど、それはあり得ないだろうとか、もっともっと細かく指定できるようにしてくれとか、そういう無理難題をふっかけて、対応している時間に3個は届けられるはという貴重な時間をクレーム入れる。
個人向けの値段があがるのは、物流としてはもっともなことだと思う。
とかね、色んな要素があって、色々とコストがかかるようになってきたという話も、当然のように話されていかないと、必ず企業は、コストを下げる努力をして、サービスをより安く、そして質を高めてとか、「鬼畜」な話ばかりで、
そうすると、労働集約型の作業が、いつまでたっても低い賃金にはりついたままで、結局、全ての労働者にブーメランのようにもどってくるって話、そろそろ冷静に考えたほうがいいと思う。
金融みたいに、難しくてわからないとか、そっち系の世界は、いや、ダイレクトに生き死にはあるかもしれないけど、そっちの世界から永遠に差をつけられたまま、なんか、埋められない怨念を抱えることになるよ。