A LOST AND FOUND

色々なものを失くしてきたような気がします。

民泊申請。受理件数ゼロ。だよねだよね、劇ムズなんですけど。トラップだらけで笑った。

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4月時点での、民泊申請手続き。有資格者に頼まずに、自分でやってみよう!

できません!

結論、早!

 

民泊申請ですが、許可制ではないので、申請手続きに則れば、誰でも申請が可能です。行政は、断ることができません。申請というものはそういうものです。

はい、ですから、とても簡単に考えていました。

 

今回は、住居を提供する 「事業者」

その住居を管理運営する 「管理業者」

そしてWEBサイトなどで、仲介する 「仲介業者」

と3つのカテゴリーが用意されています。

 

管理業者ですが、先にもお伝えいたしましたが、「不動産」業者か不動産の心得がある人間が、POINTです。これさえ用意できていれば、物凄く簡単に申請できます。すでに150社(個人含む)が管理者番号を「仮取得」しています。

多くね?

ところがです!本題ですが、ああ、仲介業者ね、それ楽天トラベルとかエアビーのことね。

本題ですが、「事業者」。劇ムズです!  無理ゲーです! できるかこんなもん!

という感想を持ちました。

1カ月もたとうかという今日この頃、申請が受理されたという話を、狭い情報網ですが、聞いたことがありません。

 

民泊の考え方がありまして、行政としては、無理にゆるゆるにして開放することなんて、1ミリも考えていません。だって、旅館業法があるんだもん。いくら自治体が受付の窓口になるからといって、その元締めが国交省だったりするわけで、やったー!これで食い扶持増えましたよ!って、ポストが増えましたよ!って、今の人員削減で、みるからに「人材派遣」オンパレードで、外注、委託ばっかり、責任は省庁が、なんて、誰が聞いても「おいしくない」。

そういう考えが、如実にでています。

で、「管理業者」からは、9万円の登録料が「徴収」できます。

これは、おいしい。もうすでに、知っているだけで、登録免許税の収入が1000万円を超えています。グッジョブ!

で「事業者」ですが、なんと、ただ無料

そもそもエアビー。住人がいる住居の開放ですから、その場合は本人が管理申請できる手はずになっています。この住人同居型はねぇ、多分、良く読んでないけど、頑張れば個人でできるよ。

ところが、そんなもん、少ないに決まっています。その程度のビジネスだったら、こんなメディアが面白がってネガティブな情報として「叩く」必要もなかったわけで、

多くは、「区分所有」のマンションなり、1棟を民泊として、事業収入をあげてきているわけです。小遣い稼ぎなんて考えているわけないじゃん。

 

そうです、これが難しい。

ハードル1 消防法の立ち入り審査が激ムズ

50㎡とか100㎡とか、200㎡とか宿泊面積とか延床面積とか、単位はそれぞれ省くけど、防火壁で区切っていなければ許可が下りないとか、検知器、非常ベル、避難通路など、当たり前だよね、必要なことだよね。それが強く求められ、そういうのにパスしないと、次に進めません。(ああ、建築指導課とごっちゃになちゃった)

ピンとこない人に申し上げますが、そういう「防火管理」に関する、建物の設備に関する情報なんて、区分所有者が個人で持っているわけないじゃない。管理事務所に行って、そういう竣工図面から防火管理体制に関する資料を、見せてもらうしかない。

ましてや、部屋を「転貸借」で又借りしている事業者なんて、ここで「断念」します。

 

ハードル2 部屋周辺の住民に「告知」する

しました!なんて口頭でなんて、許してくれるわけではありません。

どんなチラシで、どんな方々にいつ、どういう風に告知したかを書式で報告しなければなりません。まぁ、これはうまくやれるかな。でも、この作業で、内緒でやろうなんて連中が、もれなく除外されるので、案外、ハードル高いかもしれませんね。

 

ハードル3 建築指導課に相談する

これがねぇ、すごいんだ。区の建築指導課に問い合わせたら、もう、無慈悲だったね。

「あなた建築士の方?」「建築士の方が判断するって話なんで、個人の方が無資格で調査票に記入してもらっては困るんですよね」

これです。

民泊は、「用途変更」をしない旅館業法です。

はい、住居を提供する旅館業法。これが、今回の「正体」です。だったら厚労省がやればいいじゃん!とすら思いました。まぁ、不動産業をからませたのは、ナイスなアイデアかもしれませんけど。案外、苦肉の策にしては、まぁ、本当にネガティブにうまく仕切りやがってと思いました。

 

もう、壁紙からカーテンは不燃材にしなければなりません。どんだけお金がかかるんでしょうか?

そういうことです。

合法的に、民泊できるように、でもね180日しか営業できませんけど、って、自治体によっては、土日しかできないって!

 

ですから、旅館業法とれってことですよ。変わらない感じですよ、民泊申請とか業法とろうとか、なんか手間暇は。

おまけに、行政書士が、「建築士に民泊申請とか、旅館業法申請とか、これは違法ですから!」と、委任すればだれでも申請できるんですけど、吠えていますから大変です。

でもね、任せたい。本心は。有資格者に。でも、10万円から200万円とか、確かにやれば、そういう金額は理解できるんだけど、かかるやつもあるよねぇって。

でもね、高いんだよね。感覚として。

もう、所有権移転の手続きとか、定款変更とか、もう、うちはぶん投げてくるから、やるけど、本当は任せたいよね。ふう。

 

ということで、現時点での感想は、

民泊、やる奴いるんかいな!こんな申請手続きで!とおもっております。

連休明けに、また報告させていただきやす。