A LOST AND FOUND

色々なものを失くしてきたような気がします。

敷金礼金とか、そろそろ死語に。仲介不動産屋さんが役目を終わりそうな時代がやってきた。

mitomi-estate.com

 

ワンルームにしては大きめの部屋、70部屋弱を管理しているが、このご時世、仕組みが大きく変わってきた気がする。

「物件」は、仲介業社を中心に、手数料の「分捕り合戦」が繰り広げられていた。

東京では、ちょっと前まで、敷金2カ月、礼金2カ月、仲介手数料1か月、前家賃1か月と、もう、8万円の部屋であっても、保険やらなんやらをいれると50万円近くかかってたんだが、

今では、敷金1か月 礼金1か月。仲介手数料1か月 前家賃1か月 てな感じで、手数料が劇的に減ってきている。

 

えっと、自分も属している感じのこの業界に、敵対するつもりも、全然ないんだけれど、

近いうちに、このビジネスモデルが変わる気がするんだよね。

 

自分が勝手に思っているんだけど、オーナーと呼ばれている「不労所得」の方々、投資家とも地主さんとも色々呼ばれているんだけれど、こういう方々が、「不動産」を所有していて、運用は不動産屋さんが行う、

そういう感じだよね。

だから、オーナーさん自らが汗かいて、物件の管理したり、募集したり、契約書をまいたりなんか、ましてやリホームなんかできたりしたら、それこそ、業界紙がインタビューにくるくらい、「レア」な感じなんだ。

 

任せっぱなし。が正しい、この業界のあり方なんだよね。

 

ところが、人口が減ってくるは、親と末永く同居してしまう、子供部屋大人が大量に存在してしまったりと、昔に比べると、「独立」する?独り身の人間が住むであろう、ワンルームとか1DKとか、そのゾーンが結構大変なことになっていて、

とりあえず、ランニングで稼ぎたい!という当たり前のことに気づいて、敷金やら礼金などの一時所得を何とかしようという傾向は止まらなくなってきたんだよね。

それでも、新浦安とか未だに2・2取っているふざけたエリアもあるんだけれど。

 

そこで、自分も驚いたんだけど、駅周りにある、路面に出しいている不動産屋さんに、客が集まらなくなって、結構なパーセントの方々は、ネットでぶっこんでくるようになったんだよね。

そうすると、「広告をどれだけ出せるか」という当たり前のことなんだけど、わざわざ、路面に構える必要なくて、1次コンタクト「優先権」を得てしまえば、借手から仲介手数料をゲットできる!そのビジネスが、ほとんど本流と化してきているんだ。

 

何を言っているんだお前!あたりまえじゃん!と、言われるかもしれないけど、

そうじゃなくて、この「借手」は信用できるのか!という信用の保証を、「対面」でジャッジしていたのが、路面の不動産屋さんだったわけで、どんな「出会い」であれ、「元付け」の不動産屋さんで、最終的には契約をするわけで、

そこが、オーナーになり代わっての「目利き」がこのビジネスモデルの根幹を支えていたと思っているのだ。一方で、逆に考えれば、借手は交渉人として、この不動産屋さんに身を預ける訳で、家賃交渉、設備の交渉、日割りの交渉、身元の交渉など、

もう、こてこての世界が広がるわけで。

 

このご時世、この交渉人としての不動産屋さん、目利きとしての不動産屋さん、ご引退の危機に瀕しているわけですよ。

 

じゃぁ、ネットで情報化された人物が、目利きも無くて、すんなり契約いけちゃう理由というのが、「保証会社」の劇的な登場なんですよ。

 

もう、うちなんか、ほとんど、エポスカード。家賃の滞納があっても、エポスが対応してくれるので、エポスカードが信用調査してくれれば、

もう、仲介不動産屋さんて、ネットでOKじゃね?となるわけですよ。

 

そんで、敷金はぎり、取り置くけど、礼金なって、みんな大家の取り分だって思っているかもしれないけど、いやいや、全部、客をつけてくれた不動産屋さんに回収されます。「広告料」として。さらにもう1か月上乗せする場合もありますから。

 

つまり、「家賃」さえ、しっかりと管理してくれれば、多くのオーナーは何の文句は無くて、確かに部屋の「プロデュース」は必要だけど、リノベとか色々いってるけど、思い切ってマンスリー的な1時使用の契約を考えれば、何のことは無い、

 

賃貸住宅は、すべてエアビーのシステムが代用されるってわけですよ。

 

自分、ここから、色々と話したいことあるんだけど、長すぎるから次回に話すね。自分ではできないからなんだけど、ほんと、誰かやってほしいです。